ENo.3200 チェロ・マレンツィオ

――世界はいくつもの世界に分かれている。
この世界に暮らす人々は、それらひとつひとつを、分割世界と呼んでいる――

分割世界の一つ「機械化魔法世界、アンテセラ」も、セルフォリーフの救援依頼に応じることとなった。

■機械化魔法世界アンテセラ

『リンクス』と呼ばれるマシン技術が進んでいる。
セルフォリーフの救援依頼を受け、助っ人をアンテセラ内で募集。救援の様子は、アンテセラのＴＶで放送されることに決定され、アンテセラの人々はそれを楽しみにしている様子。
宣伝や実験など様々な理由を胸にいくつかの企業がそれに応じ、社の代表を異界へ転送することになった。
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→http://titaros.net/untessera/

■Delfino

デルフィーノは、アンテセラ内ギスランタリ国南部に位置する、ブーツ地方に本社を置くエンジンメーカーである。殊にスピード性能の特化には力を入れており、加速性能の高さは社名のイルカを髣髴とさせる。
技術者が特化に夢中になり過ぎたあまり、多少操縦が困難になるなどの問題を生じることもあるが、概ね高性能なエンジンは多くの顧客の支持を得ている。
ヴェローチェ、ディスコアリ航空といった同じブーツ地方の自動車メーカー、航空会社とも取引や関連した事業などが多い。

■代表リンカー（機械操縦者）

チェロ・マレンツィオ（Cielo Marenzio）
元はデルフィーノの工場に出入りしていた少年である。ひょんなことからリンカーとしての素質を見出され、Delfino Type-A1のパイロットとなった。
好奇心旺盛で、非常に前向きで明るい性格。その物怖じしない性格を買われて、今回のセルフォリーフ救援へと赴くことになった。

■リンクス（機械）

Delfino Type-A1 A.D.C
デルフィーノ自慢のエンジンを搭載して開発された、「空飛ぶイルカ」その名の通り、イルカそっくりのフォルムを特徴としている。開発者の趣味と浪漫を詰め込んだ機体は、そのスピード性能と扱いにくさから、まさにデルフィーノの製品そのものといえる。
なお、機体名に付属したA.D.Cとは、「チェロの操縦する空飛ぶイルカ」の頭文字をとってつけられたものである。