ENo.1114 ゲオルク・シェーファー

分割世界の一つ、トリスティアにある学術都市アイオール。
セルフォリーフからの救援依頼を受けたアイオールは、調査人員を送り込み、その情報を元に救援を検討する事とした。

平たく言えば、調査をした結果「なんとかできそうな範囲」で「見返りがそれなりにありそう」なら本格的に救援に乗り出すという話だ。
そしてそれを判断する為の調査隊、の先行調査として「一応調査はできそう」で「異世界で何かあっても問題ない」人選が行われ、選ばれたのが彼だった。

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ゲオルク・シェーファー（Georg Shaffer）
身長：173cm
容姿：紫の髪と赤い瞳の不景気そうな童顔
性格：いい加減で利己的。案外根は単純。
一度やる気やテンションのスイッチが入ると突き抜けるが、普段はエコモード。
※名前はゲオルクでもゲオルグでも間違いではないのですが、発音的にゲオルクを採用しています。

エリート魔術師の道から失恋のショックで転落した残念な男。
友人・知人に迷惑をかけつつ、借金返済や小遣い稼ぎに、うさぎ小屋の掃除から諜報活動まで幅広い仕事を引き受けたり押し付けられたりして生活していた。
そんな折、自分の事を一番に考えてくれていた師匠を亡くす。
それをきっかけに自分の人生について考え直した結果、師匠のように、知識を欲する子供の背中を押してやれる人間になりたいと考え、魔術師学園初等部の教師となる。

が、非常勤である為か、昔の借金を持ち出され、今でもたまに厄介事を押し付けられる事がある。

セルフォリーフの異変の原因は別の所にあると予想し、アンジニティに来てみたものの、移動用転送魔術が使えなくなってしまって困っている。

故郷では案外顔は広く、特に魔術師には師や兄弟弟子からの繋がりもあり、知人が多い。が、その殆どから借金か顰蹙か、愛のある冷たい視線を受けている。

【アルス・ノウァの眼】
過去に興味半分で協力した実験により得た能力。
「物事の真実を知った場合に、自分が感じるイメージ」を、見る事ができる、時もある。
見えるのはイメージだけであり、真実はそこから推理するしかない。
例えば、親が子に持たせたお守りに、そうとは知らずに守護天使のイメージを見たり。
例えば、砂糖と塩を間違えた手作りクッキーに、そうとは知らずにわくわくしているカナブンを見たり。
例えば、毒が塗られた矢尻に、そうとは知らずにねばねばした液体が溢れ出て来るのを見たり。
生物に対しては見えないが、死体はその限りではない。
普段は全く使えない。頻度は見間違いの何割か程度。

（ほぼ死に設定ですが、メッセ等のやりとりで何か見抜かれたい、見抜いてもいい、見えたけど何かよく分かんなかった、等のお話がありましたら、ご連絡下さいませ。）