ENo.505 ”光と闇の魔女”

”力を求めたヒトガタの成れの果て”

圧倒的な力を欲し、魔の下僕と成り下がった”ヒトガタ”。
見てくれは人間のそれだが、意識は完全に内在する悪魔であるリリスが掌握している。
そのため倫理感や思考、価値観は人間のそれとはかけ離れており、悪魔のそれである。
内部には「リリス」「ルシファー」という二つの悪魔の力が存在するが、現在は主にリリスが肉体を掌握している。
”ヒトガタ”の影響かリリスの中では異常に力への渇望が強い。
また、悪魔の中では非常に珍しく、光と闇の魔術を扱える。
とはいえ、純然たる魔に近い状態では光の魔術は使えない。

基本的に名前を名乗らない。
口数は決して多い方ではないのに、紡ぐ言葉が一々蠱惑的な響きに聞こえたり、問いかけるような言葉の〆方をしたり、言葉の一部をすっとばす傾向がある。
このために傍目にはどうにも胡散臭く、彼女が一体何を考えているのかよくわからない。
しかし探りを入れようとすればごまかしやはぐらかしを巧みに使い、相手が自分を探ろうとするのを妨げようとする。

薄い紫髪の髪は長く、背中の中間辺りまで伸びている。
リボン付きの暗赤色のヘアバンドをつけている。
瞳の色は水色と薄い紫色の中間辺り。
胸はすこし大きく見えるかもしれない。

衣服は基本的に統一しておらず、その日の気分で着ているものが変わる。
色自体はいずれも暗赤色や黒色基調だが、ロングワンピであれば翌日にはエプロンドレスを着ていたりとまるで統一性がない。
これは魔力による認識障害を利用していることによる。
つまり衣服はすべて魔力的なもので構成されており、破れてもすぐに修繕できるし汚れても関係ない。
靴は基本的にパンプス。たまに衣服に合わせて変えていたりする。
両腕には銀色のブレスレットをつけている。

力を求め世界を彷徨い、強き者を倒しその力を喰らう。
更なる力を求めた先、彼女が見据えたのは無法者が集まる世界『アンジニティ』。
ここなら遠慮無く多くの”力”を奪えると、狂気のヒトガタは意気揚々と冒険者に紛れ込む。

その手には漆黒の魔術書。
名を名乗らず人を襲い、その力を奪い取る。
彼女のことを、人は”光と闇の魔女”と呼ぶ――

−能力吸収−

デュエル戦における勝敗により、彼女の中の”力”が増減していきます。
世界の干渉により、存在そのものに関わる”力”そのものを喰らうことはできませんが
代わりとして対戦相手の才能の一部を己のものとして取り込んでいきます。
取り込める才能の量は、相手が自分に近ければ近いほど増えます。
ただし、デュエルに敗北すれば得た才能の一部を放出してしまいます。

※注釈※
・実際に能力値を”奪いとる”というものではありません。
・後遺症が残るわけではないので、面倒なら無視していただいてかまいません。
・回収するも放置するもPLさんにお任せします。

【デュエル勝利時】
・力の証+1
・才能吸収：(相手PCの能力値合計)*(0.1+0.15x)*(1+y/10)
　※x＝(相手PCと一致した戦闘技能の数、0〜6)
　※Y＝(相手PCと一致した上位技能の数、0〜8)

【デュエル敗北時】
・力の証-1
・才能開放：(現在の才能値)*(1-(0.1*相手PC数))

【現在の蓄積値】
力の証…2
得た才能…267