日によって表情の変わる、風と共に。

時には流され、流されて。
背を押され、行く手を阻まれ、それでも。


シナトノカゼ





此処はある街にひっそりと存在する、ギルドの交流所。
身内ギルドになりますので、それ以外の方は申し訳ありませんがお控え下さいませ。

街の何処かの一部屋で、
キッチン、ソファ等が備わってるんじゃないかなと思われます。
冷蔵庫には常に食材が補充されており、利用してくれる方を待っているようです。
ただしコーヒー等の飲料、食事は勝手に出てきませんので、各自ご利用下さい。

ナギサ(326)からのメッセージ：
　｢…なあ、セルフォリーフって桜、咲いてたっけ？
　 4月に入ったのにこう、4月！って気分になってないのは桜を見てないせいだと思うんだよな…個人的に。｣

　｢ああっ！言われてみれば桜、見てないなぁ。
　 森とか山って結構多いみたいだから、何処かには咲いてそうだなぁって思ってたの。
　 今年はまだお花見してないもんねぇ、お花見！お花見！ままのお弁当！！お菓子っ！！｣

　｢……、花より団子？｣

　｢…うっ。｣

　｢あらあら。桜、は何処に咲いているか解らないけれど…気分だけなら、何とかなりそうよ。
　 ハイ、これ。デオークに頼まれて作ってみたのだけれど、桜餅。｣
　二段になっているお重箱を机に置けば、そっと蓋を外した。中には、ピンク色をしたおもちが入っている。

　｢本当なら桜の花の塩漬けや、桜の葉を使いたかったのだけれど…流石にお店でも見付からなかったわ。
　 おもちの色をピンク色にして、葉っぱは似たような物をお店で買ってきたの。
　 雰囲気だけの桜餅になっちゃうけれど…、ね。｣

　お皿に盛られたおもち、桜餅を机に並べていく。
　綺麗なピンク色の、可愛らしいおもちだ。

　｢お、桜餅！
　 …やっぱ桜の花だったりは無いよなぁ、どれどれ。｣
　桜餅の皿を1つ手に取り、もぐっと噛み付いた！


　｢…ん、美味い！
　 美味いじゃん、これ。｣

あんず(492)からのメッセージ：
フィルの声は聞こえているようだが、返事はない