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世界共通!
No.231 本
文箭


本を読むのが好き!
本を蒐集するのが好き!
本を学問的に見るのが好き!
装丁や形が好き!
本というものが、とにかく大好き!

以上に一つでも当てはまったならば、是非ご参加下さい。
当コミュニティーでは、本が好きな方を募集しております。
本のみならず、書物全般(巻物や帖のもの)、また非書物(手紙、古筆切、他)なども範囲に含みます。

条件に当てはまれば、PL、キャラクター問いません。お気軽にお越し下さい。


主張用ではありますが、たまにコミュ主が呟くこともあります。
他にも、オススメの本や書物に捧げる熱い思いなどなど、交流の場として活用して頂ければ幸いです。



コミュニティメッセージ


文箭(231)からのメッセージ:
文箭「前回はすみませんでした。何回目だって感じですね、申し訳無い」
文箭「今回はようやく、『墨と呪術』について御話できます。正確には呪術ではないかもしれませんが……」
文箭「本と全く関係ない話ですみません。まあ、雑学程度に聞き流して下さい」

文箭「以前ミコトさんが仰っていた事から入る事にします。『当時の墨汁の原材料は大変体に悪いものだったようで、「それを飲むことで私には逆らいがたい権力があるということを証明せよ」というような、…いえ、今の墨も飲んじゃ駄目だとは思うのですけど、えぇ』――と、このように仰いましたね。実は飲墨は、これ以外にも話題を持ちます」
文箭「それは、字の下手な者に対し『墨を一升瓶飲めば良い』と言ったそうです。時代は定かではありませんが、蘇軾(1037-1101)の居た宋時代に、このような話題があがっていたと記憶しています。なんでも、墨を一升飲めば字が上手くなるとかで、そのような事、絶対に無理なのに……」

文箭「しかし、一方でこのような話も残っています。『陳継達はもと武人で、書を知らなかったが、人が墨水一升余りを飲ませる夢をみて、文字を識るようになった』――これは後にも書きますが、墨には神霊的な働き、信仰があったとされます。墨のもつ神秘的な魔力を伝える逸話は、結構残っているようですね」

文箭「墨は、以前にも御話した通り、“墨刑”というものもありましたね。入れ墨の事です。この入れ墨、単なる刑罰としではなく、供犠の紋章として入れ墨を利用していた事もあるようです。そうして聖化を施し、神への供物とすると」

文箭「『墨』というと、書写を彷彿とさせるものですが、古代においてはまた違った見方もあったようです。書画の材料としてではなく、『墨』にはマイナスイメージがあったのでした」
文箭「それは、汚す・不潔などのイメージです。これが入れ墨の元になったと思われますが……今とは全く違った見方ですよね」
文箭「一方で、墨は次のようにいわれる事もありました。『今、書に墨を通用するのは何故であろうか。これは文章は陰に属し、墨は陰の象であるからであり、陰から陽に顕すのである』」

文箭「墨――つまり、黒というのは天の色だというのです。太陽を失った闇の色であり、これは陰陽の陰にあたります。形も色も無い、虚無の姿。しかし“墨”は、そうした闇を形に表し、色と香を発するものです」
文箭「墨は玄に通ずる、とも言います。玄は奥深い静かな思想を意味しますが、墨は色々の徳性を持ち、それを玄徳といいます。『墨には玄徳があり、山原に儲(たくわ)え、天の精を受け、地の霊を吸い四時の気を凝らし、蓄えて液を成す。更にこれを坎離(水火)に煉る。玄屑を飛昇し、竜延(香)を之に剤し、模範(墨型)に入れて之を成(つく)り、蔵してのち出す。渾々倫々として、帝の光を象る』――まあ、分かり難いですよね。次の文章ならば、理解し易いと思います」

文箭「『墨には神のはたらきがあり、天地の変化、山川の多奇、草木の蕃殖、鳥獣の形、神鬼の状、古今の蔵、心霊の巧の、見るべくして見るべからず、聞くべくして聞くべからざるものに至るまで、能く伝えて尽すことができるものである』」
文箭「つまり、墨は元々山原より生を受け、先程列挙した、天地をはじめとしたものの幽玄なる神霊の気を受けているとされています。即ち、天地自然を備えたものであると。……墨に対し、ここまで言えるのは、すごいなと僕は思いますね……」

文箭「文字が神によって授けられたものであれば、墨にもそれに相応しく、天地自然の神霊の気を備えたものとして扱われる。それは意識的であろうと無意識的であろうと、人々に伝わってきたものです。墨は本来、神聖なるものであるという見方もあるんですよ。先程飲墨の事でも御話しましたが、墨に関する霊異というのは幾つか話として残っています。墨の精の話や、墨の上に小道士が現れて万歳と叫んだとか」

文箭「――以上で、墨の話は終わりとなります。余談ですが、墨も観賞用がありまして、獅子の形をした墨を以前拝見した事があります。あれは宋時代のものでしたかねえ……明時代だったかもしれません。メモを取るのを忘れてしまいました。何匹かでワンセットになっているものでしたよ」

文箭「>バニー&ラスティさん ありがとうございます、そう仰って頂けると、喋っている甲斐があります。最近はいささか本から離れ気味ですが……」
文箭「>ミコトさん 使いにくい以前の問題で、使ってません。文字、大きすぎちゃったみたいで、裁断の時に一部切れちゃったりしてますし、そもそも厚過ぎて開きにくい」
文箭「装丁に凝った本は、並べて満足してしまいますね。いえ、もちろん、内容も充実しているのですが……大抵重くて扱いづらいです」
文箭「>いんちゃん ……落ち着いて書けば、跳ね飛ばないはずですよ。あとは体勢の問題かと。もし服についてしまっても、専用の除去液があります」

バニー&ラスティ(1132)からのメッセージ:
PL「体調は崩しやすい時期ですしね、本当お気をつけください…!わたしも週末のたびに何故かずつうがいたいことになって休みを潰して睡眠にあてるなんてことに…栄養とって寝れば治る単純なわたしです。ともかく、無理はせずにまったりいきましょー。ですよ!」

玄深(1294)からのメッセージ:
玄深「主殿、どうぞご自分のペースで…何れも大層気になるお題故、主殿が思う存分書かれるのが楽しみで仕方有りません」
玄深「然し、墨の抗い難い香りは麝香にございましたか…道理で、それは致し方無い」
>ミコト殿
玄深「Oh... 成程、それは中々にインパクトの強い場面にございますなぁ。
ふふ、力を手にした方々というのは何故に他者の敬意を命で量りたがるのでしょうねぇ。うつしよの富に意味など無いと、何処かで思うてお出でなのやも」

ミコト(1619)からのメッセージ:
ミコト「ぁぁ、コミュ長、お大事にですよー…、と、予告が呪術なお話ということで、期待の正座なのです(ちょーん)」

わらわら〜ず(1970)からのメッセージ:
いんちゃん「身体大事です〜、無理しちゃだめなのです〜」

右水(3241)からのメッセージ:
右水「コミュマスターはご自愛を。(;ω;」




コミュニティ参加者


 ENo.59 此花サクヤ月 葵
 ENo.164 白鷺花子ビセツ
 ENo.191 仮面童子フミ
 ENo.231 文箭句外
 ENo.311 リオーネ=デュカス有柄莉衣
 ENo.317 フィリーディス・K・ウェーハスハール霜月司
 ENo.362 ティオリオR-sobat
 ENo.405 烏丸ネヴァン古川
 ENo.518 ノア・S・ノルデンショルドZ・Zeman
 ENo.619 24式ルクファリ単騎遠征試験機運用斑Crymson
 ENo.687 ルーミリア・リィス立花 唯
 ENo.695 ルナリア=ルーチェはるち
 ENo.817 ヴェスティアるい
 ENo.882 ナクシディル・ライラmagnolia
 ENo.899 ウチモさんソン
 ENo.968 佐倉 吉野/大山968.
 ENo.1111  
 ENo.1132 兎と竜栗原翡翠
 ENo.1141 黒兎栗原翡翠
 ENo.1222 エン=シルティニアシフネ
 ENo.1250 シロネコカゲツ
 ENo.1253 風郷・風璃rkm_stn
 ENo.1288 ヘーゼル=フラペチーノさえき
 ENo.1294 源 玄深kM-r
 ENo.1303 セレスタイト・A・M・リスティスふるむーん
 ENo.1541 ルニック・トリネコイ杜に在る鉱石
 ENo.1595 シュレディンガーの猫Eins
 ENo.1619 比売巫女等新々
 ENo.1660 ヨークシュリンゲン=ファイデA.T.
 ENo.1673 ユベールこち
 ENo.1708 高橋 信一郎レナーテ
 ENo.1784 スコッチ・ブライトkikunojyo
 ENo.1884 ヤマダヤマダヤマーダかーな
 ENo.1943 バルネッタあちゃな
 ENo.1970 白鳥 杏紅葉屋
 ENo.1986 パークス・P21・3Q77X94_RNG
 ENo.1996 イェル・V・ハルトマンDさん
 ENo.2003 アレイリィン・ノッサフれのこ
 ENo.2026 ケーニッヒ=アイゼンハウゼシノ
 ENo.2034 スチュアート・ノット雨酒
 ENo.2126 バロンケイス正井
 ENo.2195 黒心 幽見れいん
 ENo.2736 ミハイル・レニングラード きつね仮面
 ENo.2899 ジェームズ・C・M・ゲーティアことぶき
 ENo.3007 キルシッカ・ヴェシトゥーリようかん
 ENo.3241 定桐 右水来人(改β)
 ENo.3285 クライブ・ルブムサピュルリオ
 ENo.3320 柊 三十朗さかさ猫
参加者 計 48