ENo.1339 ラニー＝ルーキャンス

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-中略-

第16事　それなり系

今回の日記は、Eno.164 白鷺花子さんの日記に
リンクしているかもしれません。よろしくですよー！
→http://sicx.x0.com/result/k/k164.html

花子さんに出逢ったのっていつの事だったか、、、
そんなに前では無いはずなのにずいぶん昔から知ってるような
そんな感覚に陥るほど、今回の出来事は衝撃だった。

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ミミズ退治が終わって、アードナスさんに依頼終了の確認を貰ってから半刻。
捕獲依頼だもの。しっかり回収されて手元には残らなかった。

らんる　「あ。そういえば。」
素っ頓狂な声を聞いて二人がらんるを見た。

チー　　「なに？もう晩御飯の準備？準備アルか？でもミミズは連れて行かれちゃったアルよ？」
アルアルねぇさんもとい、チー姉さんは、胃袋が指示を出してるかのような
相変わらず、食べ物に対することだけは余念がない。

らんる　「あ、いえ、そういうことでは無くテ・・・」
若干しどろもどろになりながら、

らんる　「ちょっと、出掛けて来ますネ。」
そう、今日は、”あのお姉ぇちゃん”に暇なら来るようにって言われてた日だった。

その言い方に、ピクッと眉を反応させたマリー姉さん(実際は動いてない）が言う。
マリー　「生産依頼か？・・ふむ。外部の連絡なんて来てたか？」
その目で見られると動けなくなる。しかも相変わらず鋭い。確かに今回は来ていない。
しどろもどろになりかけてるらんるを見て、ヤレヤレといった感じでマリーはらんるから視線をはずした。

マリー　「・・・まぁいい。気をつけて行って来るんだな。」
らんる　「はい。ではちょっと逝ってきまス。」

その言葉で開放されたらんるは、言われた合流場所に歩を進めた。

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チー　　「おー。ラニー。やっと帰ってきたアルか。おなかぺこぺこアル。」

その言葉で、らんるは気が付いた。
今日あった出来事を考えながらぼんやり歩いていたら
いつの間にか、マリー姉さん、アルアル姉さんの元に帰ってきていたのだった。

らんる　「あ。あーすいません。こんなに遅くなるとは思ってなかったのデ・・」
らんる　「すぐ取り掛かりますネ。」

出来る限り平静を装いつつ、らんるは準備に取り掛かろうとした。

マリー　「・・・ん？まて。ラニー＝ルーキャンス。」
その言葉に、らんるはビクッとする。

らんる　「な・・何かありましたカ？・・ま・マリねぇ・・///さん。」
しどろもどろになりながら答えるらんるにマリーは言った。
マリー　「あー。なるほど、そういう事か。ふむ。・・だが、ほどほどにしとけよ。」
何かを感じたマリーはそれ以上言及しなかった。

ホッと胸をなでおろしたらんるだったが、其処にアルアルねぇさんが追い討ちをかける。

チー　　「くんくん。らんる、なんかお花のような匂いがするアルな。お花畑にも行ってきたアルか？」

らんる　「！！！」
しかし、説明しようにもどう説明していいかわからないらんるは、顔を真っ赤にして俯いた。

悪いことって　花子お姉ちゃんは言ってた事が気になる。
説明できないから悪なのか。。。勝手にそう結論つけた。

マリー　「あんまりラニー＝ルーキャンスを問い詰めない方がいいぞ？」
そうマリーが言いうまく、チーの興味を外側に誘導した。

らんる　「あの、なんか、ありがとうございまス。////」
マリー　「ふむ。私もラニー＝ルーキャンスが経験するにはちょっと早かったとは思っているのだがな。」

意外な助け舟を出されて事態は収集したと思ったが、
マリーにはすべて感づかれている事を悟り、
らんるの生涯一番眠れない夜は更けていくのだった。

　　　　
・・・つづく！

　第17事　どきどき系　

おくづけ
冒頭にも書きましたが、Eno.164 白鷺花子PL　ビセツさんに多大なる感謝を。
一人前にはほど遠い子ですがよろしくお願い致します。