錆。さび。

式神だった妖。
主を裏切り恩人を殺し嗤い暮らした挙げ句下衆のしもべと成り下がった。

正体は不明。「錆」の意味も不明。妖力は強かったが今は様々に封じられている。
赤茶色の髪に淀んだ泥のような瞳。
表情にも態度にも苛立ちを纏い、それ以外で見せるものは下卑た物言いや、にやにやとした嫌らしい笑み程度。


どこからともなく錆びた臭いがする。


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古い付き合いだった術師を裏切った後、遣りたい放題に時を過ごし、その挙げ句、己よりも強大な存在に囚われ下僕となった妖。
己をこんな境遇にした今の主を憎み、昔の仲間を妬み、以前の主も恨み、現状を常に呪っている。

現在は今の主である臥待に命じられ、人を捜すためアンジニティに送り込まれた。


外見：
長身で引き締まった筋肉質な体つきだが、どこか不健康な色合いが付きまとう。
それは赤茶色の痛んだ髪であったり、淀んだ泥のような色の目であったり、目の下に染み付いた隈であったり、顔色であったり。
何より自身の荒んだ雰囲気がそれを醸し出しているのかもしれない。
爪はたいてい赤黒く汚れている。

服装は薄汚れた長着（着物）に草鞋。
もしくは同じく薄汚れたシャツにズボンに靴。
そしてそれらがちぐはぐに入れ替わった格好でも構わず出没する。
左の手首に黒水晶の数珠を巻いている。

近くに寄るとどこからともなく錆びた臭いがする。


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プロフ絵・アイコン：頂き物。
心からの感謝を。