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Cerfolief Only!!
No.593 石の焼き窯
ダナ


 

 喧騒からはなれた木立の中に
 ぽつん と 小さな石窯があるのを見つけた


 女が一人、窯の前で
 切り株に腰をおろして 木の実の殻を割っている
 窯からは、何かが焼けるいいにおいがしていて 

 女はこちらに気がつくと、手を止めて

 これはわたしの窯ではないんです
 たまたまここで見つけたもので、誰も使っていないようですから
 掃除をして パンや何やを焼いているんです

 そう言いながら立ち上がると
 少し身をかがめて、窯に新しい薪をくべた
 火はあかあか燃えている


 そのうちに、女の目がふたたびこちらを見る
 ご入用なら、あなたもどうぞと。



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 昔誰かが使っていたであろう、小さな石窯です
 窯の前には、作業台と腰かけを兼ねた大小の切り株があります
 何か焼きたい方はお気軽に

 パンやお菓子や、料理
 あるいは皿や工芸品を焼いてもいいかもしれません

 ダナは主にパンを焼いているようです
 立ち寄った方にふるまうこともあると思います
 小腹がすいているだけの方もどうぞ
 



コミュニティメッセージ


ダナ(593)からのメッセージ:
ダナ「! こんにちは。(木の実を割る手を止めて、声の主を見上げる)」

ダナ「いいえ、ここはわたしの窯でもないんです。誰も使っていないようでしたから、すこし手を入れて、今、パンを…ちょうど、焼けたところなんです。お食べになります?」

(…と言ったあとで、木箱にちらと眼をやりつつ。切り株の上、生成りの布の上に置かれたパンは女の言うとおり焼き立てらしく、湯気がたっている。)




コミュニティ参加者


 ENo.142 リムロッソ=ウィン・ケーナズisana
 ENo.484 仁田原。ふじ。
 ENo.593 ダナとぴ
 ENo.881 イルマリこち
 ENo.947 ニーネ・ネニェあざ
 ENo.1480 ビビカmg
 ENo.2229 ヘッセ・ハーマンバルド羽山純一郎
参加者 計 7