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Cerfolief Only!!
No.593 石の焼き窯
ダナ


 

 喧騒からはなれた木立の中に
 ぽつん と 小さな石窯があるのを見つけた


 女が一人、窯の前で
 切り株に腰をおろして 木の実の殻を割っている
 窯からは、何かが焼けるいいにおいがしていて 

 女はこちらに気がつくと、手を止めて

 これはわたしの窯ではないんです
 たまたまここで見つけたもので、誰も使っていないようですから
 掃除をして パンや何やを焼いているんです

 そう言いながら立ち上がると
 少し身をかがめて、窯に新しい薪をくべた
 火はあかあか燃えている


 そのうちに、女の目がふたたびこちらを見る
 ご入用なら、あなたもどうぞと。



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 昔誰かが使っていたであろう、小さな石窯です
 窯の前には、作業台と腰かけを兼ねた大小の切り株があります
 何か焼きたい方はお気軽に

 パンやお菓子や、料理
 あるいは皿や工芸品を焼いてもいいかもしれません

 ダナは主にパンを焼いているようです
 立ち寄った方にふるまうこともあると思います
 小腹がすいているだけの方もどうぞ
 



コミュニティメッセージ


ケーナズ(142)からのメッセージ:
ケーナズ「こんにちは、ここに棄てられた窯があると聞いてやってきたのだけど……
(木箱を脇に抱えた男が、髪や衣服についた葉を払い落としつつ訪ねてきた。
既に火の焚かれた窯と向かい合う女性に声をかけ)」

ケーナズ「や、いいにおいだ。ひょっとして今は貴女の窯なのですかな?」




コミュニティ参加者


 ENo.142 リムロッソ=ウィン・ケーナズisana
 ENo.484 仁田原。ふじ。
 ENo.593 ダナとぴ
 ENo.881 イルマリこち
 ENo.1480 ビビカmg
参加者 計 5