ENo.2087 Sorrow=Eberwein

この日記は、以下の方をお借りして書いています。

ENo.45 ギミーコラウス=Ｄ=ノット
ENo.49 Nicolas=Connick（ニキ）
ENo.326 刹那ナギサ
（刹那涼
（刹那リヅキ
（デオーク=S=レーテル

ニコ（ニキ）「これで全員分、かなっ？」

ほっぺ「全員分！完成！完成！」

ロウ「おっ、二号も全部出来たの？」

ニコ（ニキ）「うんっ、ってことはロウさんも準備完了？」

ロウ「ふふふ、この私にかかればチョコ作りくらい朝飯前さ！いつでも渡してやんよ！」

涼「その前に、せっかく作ったんだからちゃんと包装しなきゃダメよ？」

ロウ「……これで終わりじゃないのか………って違うんだ、二号のペースに合わせて待っててやったんだ！よし包装するぞ！」

ニコ（ニキ）「あ、ごめんね、私のはもう包装まで終わっちゃった……」

ほっぺ「終わっちゃった！終わっちゃった！」

ロウ「…………う、裏切り者！？」

ニコ（ニキ）「っていうか、ロウちゃん、涼さんに大分手直ししてもらってたよね……？」

ほっぺ「朝飯前……………？」

ロウ「…………………」

ニコ（ニキ）「…………………」

涼「ほら、そんな事よりも、入れ物は用意しておいたから……綺麗に包むのよ？」

ロウ「さ、さすが涼さん……いや、涼様！素敵！」

涼「あらあら、そんなに大したことはしてないわよ……？」

ニコ（ニキ）「そんなことないよっ、涼さんがいなかったら、チョコの溶かし方も分からなかったし……」

涼「役に立てたなら嬉しいわ、あとは二人とも、無事に届けてあげてね？」

ニコ（ニキ）「うんっ、これでみんなと仲良くなれたらいいな……！」

ロウ「私と二号が頑張って作ったんだ、文句言うやつは私の魔法でぼっこぼこに――」

涼「ふふふ、みんないい人だから、きっと大丈夫よ。何も無くても、きっと仲良くしてくれると思うのだけれど、これがいいきっかけになるといいわね」

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ロウ「さてと、それじゃあ誰から渡そうか？」

ニコ（ニキ）「うーん、見つけた人からでいい気がするけど、みんなどこにいるかな……」

ロウ「よし！じゃあこの私が華麗に見つけて……ってそういえば誰も見た事ないんだった」

ニコ（ニキ）「あれっ、そういえばそうだっけ、えーっと、ギミィさんは、赤い髪で背が高くて……あとはいつも縄を持ち歩いてるところが特徴かな……？」

ロウ「縄……？まさか、変態さん……じゃないだろうな……！？」

ニコ（ニキ）「へん……？親子で縄を使ったお仕事してたんだって、凄く扱いが上手なのよ？」

ロウ「親子で……縄を使うお仕事………！？」

ニコ（ニキ）「えっと、工事とか発掘のお手伝いをして回ってたみたいだよ……？それから、危険な相手には縄で攻撃したり、凄く頼りになるの！」

ロウ「な、なるほど、縄って、そういうアレね！うんうん、工事とかね！男だね！」

ほっぺ「ギミィ！ギミィ！」

ニコ（ニキ）「あ、ちょうどギミィさん、あそこにいるんじゃないっ？」

ギミィ（座りこみ、黙々と縄の束を手入れしている）

ロウ「おぉ、あれが噂の縄使い！」

ニコ（ニキ）「早速見つかって良かったね！チョコ、渡しに行こうか？」

ロウ「あっ、ちょっと待って！……ふふふ、せっかくだから、ちょっと観察を……」

ニコ（ニキ）「ええっ、観察って、ええと、覗き見は……よくないよ……？」

ギミィ（手入れ中の縄から一つ取り出し、引っ張ったり振りまわしたりしている）

ロウ「おぉっ、なるほどなるほど、ああやって縄を使うのか……すごいな！」

ニコ（ニキ）「ねっ、すごいよねー！他にも縄に刃物を付けたり、罠を仕掛けたり、色々出来るのよっ」

ロウ「おおぉ……刃物とか罠とか……思ったより危ないやつなのかっ！？」

ニコ（ニキ）「えっ、と、や、さすがに相手は選んでると思うし、危ない人ではないと……思う、よ？」

ギミィ「………ッたく、そこは陰でこそこそと何やってんだ？」
（縄を放ると、物陰に隠れていた二人に絡め、引っ張り出す）

ニコ（ニキ）「えっ、えっ？」

ロウ「うおおおおおお、な、何だ！？」

ほっぺ「ニキ！？ロウ！？」

ギミィ「なんだ、ニコとほっぺ……と、誰だ？」

ニコ（ニキ）「あ、その、ニコくんじゃなくて……って、それは後でいいかな。その、こっちはロウさんって言って、お友達だよ！」

ほっぺ「ロウ！友達！友達！……ロウ？」

ロウ「な、縄！縄で縛られた！！！次は刃物か！？罠か！？や、やんのかこらっ！？」

ニコ（ニキ）「ロ、ロウさんっ、大丈夫、大丈夫だから落ち着いて！？ギミィさんも、縄解いてくれると、嬉しいな……？」

ギミィ「まあ、ニコの知り合いなら、大丈夫か……？っておいッ、そいつ女じゃねェか！？」

ロウ「何だ！？女だとどうかするのか！？縄解いてくれるんじゃないのかっ！？」

ギミィ「うるせェ！じりじりと寄ってくんじゃねェ！縄は落ち着きゃ自分達でも解けんだろ！？」

ロウ「解いてくれないのかっ！？あれか、放置なんとかってやつか、やっぱり変態なのかっ」

ギミィ「自分で解けって言ってんだろ！何の話をしてんだっ！？」

ほっぺ「ギミィ、変態？変態？」

ギミィ「違うっての！お前、ほっぺに変な事覚えさせんじゃねぇよ！」

ロウ「ど、怒鳴られたっ、二号！こ、ここは一時撤退だ！な、な！」
（縄に巻かれたまま、ニキを引きずって逃げ出した）

ニコ（ニキ）「えっ？ちょ、ちょっとロウさん！？痛い痛い、痛いってば！……ギミィさん！縄は後で返しに来るからね……！」

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ニコ（ニキ）「……お、落ち着いた……？」

ロウ「う、うん……いや別にそんな慌てたりとか怯えたりとかしてたわけじゃないけど、うん」

ニコ（ニキ）「そう……なの……？その、そいえばギミィさん、女の人が苦手だったっけ……その、ほんとは怖い人じゃない、と思うから、また改めて渡しに行こうね……？」

ロウ「二号がそう言うなら……ほんとだな？ほんとに怖くないんだな？」

ニコ（ニキ）「だと、思う……よ？ほら、きっとロウさんがかわいくて、照れてたんだよ、うん」

ロウ「……そうか！そういう事なら仕方ないか……可愛いやつだな、まったく！」

ほっぺ「可愛い？ギミィ、可愛い？」

ニコ（ニキ）「……また怒られないと……いいな……って、あれっ？今度はデオークさんだ」

デオーク「ん、何だ、ニコ……じゃなくて、今はニキなんだったか？女の子が悲鳴を上げながら走り回ってるのが見えて来てみたんだけど、何かあったのか？」

ニコ（ニキ）「あ、あはは、ちょっと……ね、大したことじゃないの、心配かけてごめんなさい」

リヅキ「あれ？父さんとニコ……じゃなくて、ニキさん？」

デオーク「何だ、リヅキも気になってついてきたのか？」

リヅキ「あれだけ大きな声で叫んでる人がいれば……ね、何かあったの？」

ニコ（ニキ）「そんなに目立ってたの……？大したことじゃないから、大丈夫だよ？ね？」

デオーク「まあ、それならいいんだが……と、こっちはお友達か？俺はデオーク、こっちが息子のリヅキ、ニキとは旅の仲間ってところかな」

ロウ「噂の家族で旅してるっていう人達かな……？私はロウ、ソロウ=エーベルヴァイン」

ニキ「ふふふ、実はね、改めてみんなと仲良くなりたくて、今日はチョｋ――

ナギサ「ニ、ニキちゃんっ！ちょっと、ちょっと待って！」

ニコ（ニキ）「あれっ、ナギサちゃん？」

リヅキ「姉さん……？話の途中に突然どうしたの」

ナギサ「ちょっとニキちゃんに急ぎの話があってね、パパとリヅキはちょっとあっち行ってて！」

デオーク「おいおい、急にどうしたんだ？」

ナギサ「いいから！ほらほら早く行って！」

ニコ（ニキ）「急にどうしたの？何か内緒のお話しでもあるの？」

ナギサ「そ、その、二人が後ろにもってるそれ……チョコだよね……？」

ニコ（ニキ）「そうだよっ、デオークさんとリヅキ君にもあげようと思って……もしかしてナギサちゃんも？」

ナギサ「えっと、その、一応……家族だし……？出来れば……一番最初に渡したいかなって……その……」

ニコ（ニキ）「そっか、ナギサちゃんも用意してたのね、それなら改めて来るから、大丈夫だよっ」

ロウ「えっ、またお預けなの？」

ニコ（ニキ）「まだ1日は長いから大丈夫大丈夫っ、ねっ？あと見てないのは……いおさんかな」

ロウ「今度こそ、チョコ渡せるのかっ？」

ほっぺ「チョコ？チョコ？渡したい？」

ニコ（ニキ）「あれ、ほっぺちゃんはバレンタイン知らなかったのかな……？あのね、女の子が男の子に、チョコをあげる日なんだよっ」

ほっぺ「女の子！ほっぺちゃん、女の子！」

ニコ（ニキ）「ほっぺちゃんも女の子だったんだっ、余った板チョコならあるけど……欲しいかな？」

ほっぺ「欲しい！ほっぺちゃんバレンタイン！チョコ、渡したい！」

よし、じゃあほっぺちゃんも一緒に、チョコ配りに行こうかっ」

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以下、メッセ、コミュメッセにて