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世界共通!
No.231 本
文箭


本を読むのが好き!
本を蒐集するのが好き!
本を学問的に見るのが好き!
装丁や形が好き!
本というものが、とにかく大好き!

以上に一つでも当てはまったならば、是非ご参加下さい。
当コミュニティーでは、本が好きな方を募集しております。
本のみならず、書物全般(巻物や帖のもの)、また非書物(手紙、古筆切、他)なども範囲に含みます。

条件に当てはまれば、PL、キャラクター問いません。お気軽にお越し下さい。


主張用ではありますが、たまにコミュ主が呟くこともあります。
他にも、オススメの本や書物に捧げる熱い思いなどなど、交流の場として活用して頂ければ幸いです。



コミュニティメッセージ


文箭(231)からのメッセージ:
文箭「すみません、ありがとうございます。このコミュニティで話をしている間は、不思議と体が楽になるのですけれどもね……」

文箭「前回までは筆の話でしたが、今回からは墨の話です。文房四宝に沿って御話しておりますが、紙はさておき、硯は必要ですかね……本のコミュニティなので、流石に硯は外れてしまうような気がしました」

文箭「墨の起源は古く、おそらくは殷時代以前からあったのではないかと思われます。この話は、後程、いんちゃんの質問への答えで詳しく御話ししますね」
文箭「日本における記録の上では、『日本書記巻二十二』に『推古天皇の十八年春三月、高麗王、僧曇徴を貢上す。曇徴よく紙墨を作る。』とあるのが最初ではないかと思います。時代にして、およそ610年頃ではないかとみられます」
文箭「現存する最古の墨は、奈良時代に朝鮮や中国から舶載されて、現在、正倉院に保存されているものですかね」

文箭「墨を作る上で、やはり、名人というものは存在します。特に有名なのは、李廷珪・方于魯・程君房です。992年、宋時代の『淳化閣帖』十巻は、李廷珪の墨を使用しているのではないかと言われていますね。愛墨の歴史は、これ以降より始まるのではないかと考えられます」

文箭「日本での愛墨家というと、筆でも御紹介した市川米庵(1779-1858)があげられます。米庵は『米庵墨談』や『続米庵墨談』などを記しています。中国で言えば宋時代の蘇軾(1036-1101)、黄庭堅(1045-1105)、米&#33470;(1051-1107)でしょうか。文具を愛好するのは、文人の嗜みでありましたからね」

文箭「唯、ですね。面白い事を言っている人が居ます。『墨は磨耗するもので、愛墨家は結局、墨をすらずにいる。人間の方が寿命をすりへらしている。』――と。まったくもって、その通りですよね」

文箭「墨の根本的な話については、また次回。今回は少々、時間と発言枠が足りませんでした」

文箭「>いんちゃん とても良い質問です。最初の筆は、実は殷時代にはあったのではないかとみられています。というのも、先程御話した“墨の起源”と共通するのですが――殷時代の甲骨文で、墨書の残片が存在します」
文箭「一応御話しますと――甲骨文というとは、殷の卜官が執政のために亀の甲羅や牛の骨などで占いを行ったものです。当時独特の図像文字などが使用され、古代史を研究する上で脚光を浴びています」

文箭「甲骨文には既に朱墨の筆跡があり、また、甲骨文の契刻が筆で墨書し、その後で刻された痕跡、刻されなかった墨書の存在があります」
文箭「それと……『聿』という文字が古代にみられます。『ここに』『これ』という用法もありますが、この文字は筆を表すという見方もありますね」

文箭「>パークスさん 西洋になると、またそうした事情は違ってきますよね。葦のペンで思い出しましたが――それは、植物の竹筆に少し似ていますね。竹筆は細く分割した竹の先を、水に浸けておき、2〜3本くらいを針金で縛ります。あとは、先を槌で叩いて潰すと良いのですが、一つだけ難点が」
文箭「先が硬いものなので、使用前の数時間は、水に浸けていないといけないんですよね……。ここが、ペンと筆の違いかと」

バニー&ラスティ(1132)からのメッセージ:
PL「学生時代の課題みたいなものでしたけれどねー。<豆本 筆を作る過程は確か何かのときに映像でみたことありますけれど、ホントに毛の選別が謎ですよね…職人技というか、なんか違うというか。」

玄深(1294)からのメッセージ:
玄深「筆、自ら作ればまた一段と愛着も湧きましょうなぁ。矢立と帳面を持ってふらりと出歩く、そんな生活に憧れ早幾年…道のりは遠い」
>ミコト殿
玄深「あぁ、大変よう分かります…タイアップで売りたい心理は理解も出来るのですが、実写版の表紙で一瞬でも買おうかと思うたのは源氏物語くらいのものです」

ミコト(1619)からのメッセージ:
ミコト「コミュ長、画像の拡大図、ありがとうございますー!
ふむふむ…、…やけに縦長いのです、ね? 縦書きだからなのでしょうけども…、1冊目などは字体のおかげで読むのに苦心しそうですよー…(眉寄せてる)」

わらわら〜ず(1970)からのメッセージ:
いんちゃん「動物のしっぽの毛を使うのですか? ふさふさで気持ちいいさわり心地なのがいいのかなぁ?」
いんちゃん「そうなんですね〜、お国によって違う呼ばれ方するのですね〜。ほへ〜。勉強になるです〜」




コミュニティ参加者


 ENo.59 此花サクヤ月 葵
 ENo.164 白鷺花子ビセツ
 ENo.191 仮面童子フミ
 ENo.231 文箭句外
 ENo.311 リオーネ=デュカス有柄莉衣
 ENo.317 フィリーディス・K・ウェーハスハール霜月司
 ENo.362 ティオリオR-sobat
 ENo.405 烏丸ネヴァン古川
 ENo.518 ノア・S・ノルデンショルドZ・Zeman
 ENo.619 24式ルクファリ単騎遠征試験機運用斑Crymson
 ENo.687 ルーミリア・リィス立花 唯
 ENo.695 ルナリア=ルーチェはるち
 ENo.882 ナクシディル・ライラmagnolia
 ENo.899 ウチモさんソン
 ENo.968 佐倉 吉野/大山968.
 ENo.1111  
 ENo.1132 兎と竜栗原翡翠
 ENo.1141 黒兎栗原翡翠
 ENo.1222 エン=シルティニアシフネ
 ENo.1250 シロネコカゲツ
 ENo.1288 ヘーゼル=フラペチーノさえき
 ENo.1294 源 玄深kM-r
 ENo.1541 ルニック・トリネコイ杜に在る鉱石
 ENo.1595 シュレディンガーの猫Eins
 ENo.1619 比売巫女等新々
 ENo.1660 ヨークシュリンゲン=ファイデA.T.
 ENo.1673 ユベールこち
 ENo.1708 高橋 信一郎レナーテ
 ENo.1784 スコッチ・ブライトkikunojyo
 ENo.1884 ヤマダヤマダヤマーダかーな
 ENo.1943 バルネッタあちゃな
 ENo.1970 白鳥 杏紅葉屋
 ENo.1986 パークス・P21・3Q77X94_RNG
 ENo.1996 イェル・V・ハルトマンDさん
 ENo.2003 アレイリィン・ノッサフれのこ
 ENo.2026 ケーニッヒ=アイゼンハウゼシノ
 ENo.2034 スチュアート・ノット雨酒
 ENo.2126 バロンケイス正井
 ENo.2195 黒心 幽見れいん
 ENo.2736 ミハイル・レニングラード きつね仮面
 ENo.2899 ジェームズ・C・M・ゲーティアことぶき
 ENo.3007 キルシッカ・ヴェシトゥーリようかん
 ENo.3145 自律移動式図書Ru+
 ENo.3285 クライブ・ルブムサピュルリオ
参加者 計 44