ENo.1477 F.O.O.L

data
　正式名称はFlexible Operating Over existing Living doll（柔軟な運用を行う既存を超えた生ける人形）。

　何処かの悪っぽい組織で造られた半生体機械人形。
　製造半ばにして何者かに施設を襲撃されそのまま破棄、その後何があったのかセルフォリーフへと流れ着き今に至る。
　外見はディティールの非常に荒い人型マネキン。顔はのっぺらぼう。外部装甲の装着・外観義装を施す前に破棄されたため非常に微妙な外見となっている。

　元々ある程度は自己の判断で行動出来る様設定されていたのだが、セルフォリーフに流れ着いた際にバグでも生じたのか完全に自律行動を取る様になる。
　根本の思考は割と人間臭いが、表面的には凄くメカメカしく喋りはカタコト。人の常識や善悪の区別は一切持ち合わせていないため、頼まれればNOとは言わないし悪人にもホイホイ手を貸す割と難儀な性質。

　特に何の命令もインプットされていなかったため、「とりあえずこの世界で生きていこう」という考えの下、一人の冒険者として適当に世界を彷徨っていく事になる。

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skill
・エミュレータードライバ

　本機の唯一にして最大の特徴。
　ある特殊な術式を用いて対象の性質・特性をコピーし、その能力を限定的ながら再現する能力。
　モノによっては臭い息を吐いたり（口は無いのだが）目からビームを放ったり（目も無いのだが）月面まで腕が伸びたりする。
　一度コピーすれば以後自由にその能力を行使することが可能。また、その対象は生物・非生物を問わない。とはいえ適当な雑魚やそこらの小石をコピーしても全く意味を為さない。
　経験を一切積んでいない為、まだ複雑な能力は再現することが出来ない。また再現できる技も現在ほとんど持っていない。所謂青魔法的な技能。

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style
　本体が未完成で外部装甲が施されていないため近接格闘戦は苦手としており、基本的に中・遠距離からの間接攻撃がメイン。本人的にも無駄に身体が汚れる、とあまり近接戦闘は行わない。そこらの猛獣程度なら殴る蹴るのごり押しだけで倒せる程度のパワーは持っているため完全に宝の持ち腐れである。
　尤も遠近どちらの戦闘にも対応できる様設計されてはいる為、本体の耐久性能をどうにかすれば遠近完全対応のオールラウンダーに化ける。かも知れない。