タルタスの街に見捨てられた異教の教会をねじろとしていた
三人の男たちがいた。

彼らは祈る者の絶えた家の神のように
自らの家を去ったあとの今も
家にいたあの日々のように身を寄せ合い旅をしている。





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パーティ用コミュニティです。『神の去る家』以外の方はご遠慮ください。

アッシュ(1239)の周囲にはどうしても紙の焼ける匂いが漂う：
　目を細めて西方を見る。海を挟んだ対岸、靄の向こうに見える街を。

　手近な貝殻を拾って、遠く抛った。

　　「……近かったな」

　つぶやく低い声の響きが北の森に吸い込まれていく。海風。
　アッシュブロンドの髪が煙のように流れ、旗に似てたなびく。

「蝕まれたような土地だ……水に溶ける紙に似てる」

マタル(772)からのメッセージ：
何か、どこか、遠いところからの声をじっと聴いていた。
伏せられた目。銀の睫毛が、ひくりと動く。眼球が動いている。
しばらくたって光に晒された瞳は、緩慢にアッシュ・サフを射抜いて、そうしてもう一度伏せられる。
眉間に皺が寄り、息を零した。その身を戒めるように、水音がぱちゃり、とどこからか鳴る。
嫉妬するなよ。呟いた声は、掠れてほとんど声にはならない。