オートリ(2955)からのメッセージ:
オートリ「まぁ、『間抜け』なりに巻き返すつもりさ。……しかし、君は何やら穏やかじゃないな」(歯ぎしり する男に目を瞬き)「なるほど、それで君はこっちに来る羽目になった訳だ。他人の指図でこんな所 に回されたんじゃ堪らないね?」(男と初めて会った時の事を思い出しているらしく、肩を竦め)
オートリ「僕らは全く同じ方法で、同じ場所を目指して、同じ瞬間に界を渡った。普通なら、飛ばされた先も同 じ所なんだけれど――」 (そこで黙り込み「ここは一体何なのか」という男の言葉に目を細め)
オートリ「……『出られるかもしれない』と騒ぐからには、本来ここは『入ったら容易には出られない』世界な んだろうね。そんな場所に飛ばされた、ということの意味は、もうちょっと考える必要があるかもし れない。閉じ込められるのは趣味じゃないんだけどなぁ」
(行ったことはない、と聞いて僅かに落胆の色を見せたが、その後の台詞に眉を上げて) オートリ「それはまた酔狂なことだ。気狂いが気狂い捜しとは、随分果てしないものに思えるんだけど……。 とりあえず、出会い頭に真っ二つはご遠慮願いたいな。しかし、随分物騒な知人がいるのだね?」
オートリ「ふふ、君は頑丈そうだしねぇ……組んでから少し経つが、僕の毒はお気に召したかな?」 (男の笑いに合わせるようにくすくす笑い、自分も気だるげに髪を一房、指に絡ませる。弛く引かれた 髪を逆に引き寄せたり、鉤爪のついた指に手を伸ばしたりしている。明らかに遊んでいる様子)
オートリ「ふむ、それじゃあ入り用になったら言っておくれ」(片手でぽよぽよと黒い塊を弄びつつ) 「僕は『世界の隙間』に縁があってね。そこでふらふらしている名もない力を捕まえて、名と形を与え て使役している。壊れても元の力の塊に戻るだけだから作り直しが楽でね、重宝しているよ」
今日はメッセージを送っていません。
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