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焔の月 10日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 |
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『ダーク=ブラッドペインの回想』 ミラージュの日付『PC2267.12.12』、惑星『アース』―― 約80cm弱のミニロボット……『ミニエクス(エクス)』はフリルとヒヨコ柄の ついたエプロン姿で万歳をした。立体映像の紙吹雪がエクスの頭部に降り注ぐ。 どうやら部屋の掃除は終わったらしい。 私も丁度、夕食の準備が終わったところだった。 「マスター、『かせーふ』ってやつみたいだ」 と、エクスが私を指さした。私のエプロン姿が気になったのだろう。 かせーふ……恐らく、家政婦のことだ。 「それは言わないでよ。仕方がないじゃない」 ここは友人の家だった。 滞在先を探すことも出来たのだが、諸事情から友人宅で世話になっていた。 「それに、私達は逃亡中の身だ。アースで行動を起こそうにも、色々と厄介な 手続きが必要なんだよ。今は彼の好意に甘えさせて貰うしかないでしょう」 「好意……ねぇ。何か目論んでいるような気がするんだがなぁ」 と、エクスは首を傾げる。 「まぁね、ちょっと怪しいかもしれないけど、何の意図があるにせよ、 利用可能なものは最大限に利用しなきゃ。ま、私は彼の依頼人だし、 自身の信用を失墜させる行動はしないと思うけど」 杞憂だ。確信はないが、信頼出来る相手だと思ったからこそ、私は 彼にエクスを預けたのだ。 「早くリストゥアと合流出来ればいいんだけど……もし、彼が裏切るようなら、 君の中のパイロット情報を即座に抹消、マスターである私をパイロットと 認識してくれればいい。後は私が何とかするさ」 「……了解、その時は従来のオレに戻るよ」 「さて、後片付けをしておやつにしようか……お?」 呼び鈴が鳴った。からんからんと鐘が鳴る。来客を報せる音だった。 鐘の音と言っても、電動式である。本当に鐘を鳴らせているのではなかった。 「お客だね。じゃあ、エクスは後を片付けておいて。私が出るから」 「了解♪」 後片付けをエクスに任せ、私はエプロンを外して、来客に向かう。 「はい、どちら様ですか?」 「は〜い♪ 宇宙人で〜す♪」 威勢のいい声が聞こえた。 まず目に飛び込んできたのは、ふわふわと浮く桃色だった。これは桃色の髪だ。 桃色の長い髪が特徴的な少女が扉の前で飛び跳ねていた。レアという名の アース外の惑星から来た少女だった。年齢は15〜16歳くらいだろうか。 「クルゥさん、こんにちは〜♪」 レアは小さな紙袋を取り出した。微かにバターのような匂いがした。 「クリスお兄ちゃんにクッキーを焼いてあげたんだけどさ、張り切って ちょっと多く作り過ぎちゃった。だから、クルゥさんにもお裾分けに来たの」 クリスは私が居候になっている友人の弟だ。レアは彼に好意を抱いている。 今現在、積極的にアタック中かけており、クリスの方も満更ではない様子だった。 私は紙袋の中身を確認する。美味しそうな匂いが広がった。所々で 黒く焦げているが、色んな形のクッキーが詰まっていた。 「有り難う。でも、いいのかい? 私も一応は男なんだけど?」 「クルゥさんだからいいの。レイガにはあげないけどっ」 レイガというのは友人の名で、私は愛称のレイで呼んでいた。レイは クリスの実の兄であるが、レアは彼の名を呼び捨てにする。詳しい話は 省くが、レイを戦場で戦う戦士として宿敵と見なしていた。 「相変わらずレイには手厳しいね」 「当然。ライバルに塩も砂糖もあげる気はないわ。レイガよりもボクの実力が 上だって事、その身に思い知らせてやるんだから」 「……あれ? 逆にこてんぱんにされたんじゃなかったっけ?」 エクスが小さく呟いた。 金属を擦る耳障りな音と振動音が廊下に響き渡った。 床に倒れ伏すエクス。ぱんぱんと手の埃を払うレア。 レアがエクスを投げたのだった。ミニとはいえ、金属と機械の塊である エクスを抱きかかえるのはかなりの腕力が必要だった。それをいとも簡単に 投げたのである。レアは種族柄、外見に似合わず怪力だった。 「あっ! ごめ〜ん♪ 『ルシファ(敵)』の雑魚ロボットが現れたのかと 思っちゃった♪」 「こ、壊す気か……!」 エクスには構わず、レアは私に微笑みを浮かべる。 「ねぇ、クルゥさんも暇だったら、これからお買い物に行かない?」 「……あはは、いいよ。丁度食材を切らして困っていたんだ。一緒に行こうか」 今月に入ってからだ。街は派手な装飾やライトで飾られ、華やかな姿に 変わっていった。所々で同じ単語もよく目にした。 以前、何度かアースに訪れたことはあったが、この時期にアースを訪れたのは 今回が初めてだった。近々、祭りの類でも催されるのだろうか。 粗方の買い物を終えて、私達はお茶を飲んでいた。 「……英雄の祭?」 「そう、英雄の祭。マントや仮面を着用してお祭りを楽しんだり、親しい人に 贈り物をしたりする日があるんだって。クリスお兄ちゃんに聞いた昔話だけどね」 レアはケーキを突きながら、説明を始める。 「この惑星が他の惑星と外交を始めるより前のお話。一回文明が 滅びた後だったっけ? 前だったっけ?」 「……私もこの惑星には詳しくないよ。いつの時代だか判らないね」 「う〜ん、いつだったか忘れたけど、まぁいいか。兎に角かなり昔のお話ね。 宇宙からの侵略者に惑星が滅ぼされそうになったのね」 私が頼んでいたアイスクリームが漸く運ばれて来た。 「けれど、この惑星の人々も必死で対抗した。絶望的な戦いだったそうだけれど、 最後まで諦めずに戦ったのね。そして、ついに侵略者を倒すことに成功したの」 皿に盛られた三種類のアイスクリームからバニラを突く。 「以来、その日は彼等をたたえて英雄の日と定められ、派手なお祭りが 開かれるようになったそうよ。お祭りはマントや仮面をつけるて楽しむの」 「マントや仮面をつけるのは、何か意味があるのかい?」 レアは頷いた。私はバニラをフォークで掬う。 「侵略者を倒した英雄達がね、人々の希望の象徴になれるようにと マントや仮面をつけて戦っていたの。英雄にあやかって着けるらしいよ」 「贈り物は?」 「英雄達がもたらした平和の象徴なんだって」 「ふぅん……」 この惑星の昔話に興味はなかった。 昔話は脚色、捏造されやすいもの。語り継がれていく内に、小さな物語が 壮大な規模の物語になったものもある。事実は異なるかもしれないし、 それは真実かもしれなかった。 きっとこの昔話も、何らかの伝承等に脚色が加えられて、時代毎に 変化してきた類のものだろう。 「……お祭りか。私達はそんなものを楽しむ余裕すら無かったな」 「え?」 「いや、何でもない」 溶けかけのバニラを匙で掬った。 ウィンドウに飾られた黒が目に入った。カラフルでお洒落なマントや、 光沢のある派手なマントが多い中で、それだけが異様な存在感を示していた。 それは光沢のある黒い羽根で出来たマントだった。これも近々あるという 祭りのためのマントらしい。 「英雄をあやかって……というか、悪役をあやかって感じだな」 「それが気になるの? 他にも格好良いマントはあるよ」 と、レアもウィンドウを覗き込んだ。そして、値札を見て眉を顰めた。 「……これ、すっごく地味な割にちょっと高くない?」 「他のに比べると……高いね。それだけ良質の素材を使っているんだろう」 「高いけど、クルゥさんに似合いそう。ほら、クルゥさんの髪って黒いから。 黒い服で統一したら似合うんじゃない?」 「そうかな? 単色で見栄えは悪いだろうね。悪役気分は楽しめそうだけど、 似合う……とは思えないね」 このマントを着けた自分の姿を想像する。似合わないような気がした。 「ん〜、似合うそうだけどなぁ? 買う買わないは置いておいて、 試着させて貰えばいいんじゃない。ほら、行ってみようよ♪」 「あ、待って……!」 レアに腕を引っ張られ、仕方なく店に入ることになってしまった。 結局、レアと店員の勢いに押されて黒い羽根のマントを買ってしまった。 レアは似合っていると強く勧め、店員は売れ残りを必死で売り捌こうと 勧めているようにしか見えなかったのだが、割引の言葉に釣られたのである。 其程、気に入っているわけでもなく、単にマントが物珍しかっただけだ。 余計な荷物を増やしただけのような気もするが、考えようによっては、 このマントも使い道がある……筈だ。機会は極めて少ないだろうが、闇に姿を 紛らせるには丁度いいだろう。 帰り道でレアは私に聞いてきた。 「クルゥさん……もう本当のクルゥに戻っていいんじゃない?」 「え?」 真剣な眼差しで、渦巻き状の虹色のキャンディを私に向ける。 「エクスをアースに降ろしたのは……アースを守るために アースに降りたというのは建前で、本音は……ある人を、貴方にとって 大切な人を守りたかったからでしょ」 息が詰まりそうになった。唐突に振られた話に私は動揺してしまった。 彼女に話した記憶はない。 「これ以上、自分を偽る必要はないんじゃないの。今の貴方を縛るものは 何もないんだよ? 本当の貴方に戻って、自由に生きればいいじゃない」 戦士とはいえ、恋する少女だ。その手の話は敏感なのだろう。 誰から漏れた話にせよ、誤りは正さねばならない。 「……誰が余計なことを吹き込んだんだか。レア、勘違いしないでくれないか。 私が今の私になったのはロボットの開発に専念したかったから。 ただそれだけだよ。アースに降りたのだって、ただの偶然が重なっただけさ」 私は髪を掻き上げた。 「開発室にこもりっきりの私に恋愛する機会があると思うかい? 私の相手はロボットばかりなんだよ。恋する暇も相手もいないさ」 本当の話だった。 「私はもう二度と以前の私に戻る気はない」 「嘘。どうして嘘を吐くの?」 「嘘じゃない。それに……私も一応は戦士だから。私には不要なものだ。 もう二度と戻るつもりはないよ」 後戻りは出来ない。今更、己の信念を曲げるわけにはいかない。
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![]() | Message |
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【パーティメッセージ】![]()
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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![]() | マイペース |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | ロボットと月見 |
ゴウラ(2974)からのメッセージ: ![]() 陸奥神 強羅と申します…。 潜入工作を主眼に製造されましたので、この姿は、あくまでも仕様…。 皆様と同じく、生態部品の欠片もない純正のロボットですわ…。 よろしくお願い申し上げます。」
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![]() | ガンスリンガー・ビュレット |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | ホットケーキ |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | ドット絵も好きだ! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | アイスクリーム食べたい |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | DARK KINGDOM |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | フロム・アストローナ |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | Main |
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ItemNo.12 その辺の野菜 を捨てました。 ItemNo.13 その辺の野菜 を捨てました。 ItemNo.14 石英 を捨てました。 ItemNo.16 春菊 を捨てました。
その辺の野菜 を食べました。
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訓練により 体格 が 14 上昇しました!(能力CP - 12 ) 訓練により 器用 が 13 上昇しました!(能力CP - 10 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 7 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 8 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 9 ) 訓練により 武器 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 13 )
果実 を買いました。(- 30 PS)
春菊 から 科学兵器らしきものA という 刺射 を作製実験しました。 白石 から 科学兵器らしきものB という 刺射 を作製実験しました。 黒石 から 科学兵器らしきものC という 刺射 を作製実験しました。
MAP1 K3 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
![]() | Next Battle |
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MAP1 H4 / 平原
通常戦が発生!
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![]() | Data (第9回 第11回) |
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ENo.150 ダーク=ブラッドペイン |
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* 単独行動中 * ![]() |
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[PL] ダーク |
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