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Ansinity Only!!
No.1239 神の去る家
アッシュ・サフ


タルタスの街に見捨てられた異教の教会をねじろとしていた
三人の男たちがいた。

彼らは祈る者の絶えた家の神のように
自らの家を去ったあとの今も
家にいたあの日々のように身を寄せ合い旅をしている。





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パーティ用コミュニティです。『神の去る家』以外の方はご遠慮ください。



コミュニティメッセージ


アッシュ(1239)の周囲にはどうしても紙の焼ける匂いが漂う:
 煙草を吸うまねのように、口元に指をやり、アッシュ・サフは長く息をつく。
 いくつかはある彼のくせのひとつだった。煙草から切り離されてなお名残としてある、穏やかなため息に似た深い呼吸。

 ……砂地に腰を下ろし、ナイフの刃で爪を研ぎ始める。
 おどろくほどなめらかに、精密に、彼の爪は正確な長さと丸みを形作っていく。

マタル(772)からのメッセージ:

「アンジニティに来て数年。ここが、これほどに海だらけとはな。知らなかった」

欠伸をかみ殺す。指でトン、と器用に弾いた煙草から、灰がぱらぱらと散っている。
独特の潮風。灰の落ちる先は見えない。その行く末には彼は興味を持たない。
旨くもなさそうに安煙草を気だるげに吸う。吐く。彼の表情がしばし白く覆われる。


遠くを向いて呟く声は、砂に書いた文字が消されるのと少し似ている。



「……水はもういらねーんだよ。高まらないよう、抑えておくので精一杯だっていうんだ」

ルーシー(1240)からのメッセージ:
ほかの二人と違って、いまは姿が見えないようだ。




コミュニティ参加者


 ENo.772 マタル・ユイailongam
 ENo.1239 アッシュ・サフK___
 ENo.1240 ルスヴン・ロー十戸
参加者 計 3