——「青」のアクリル絵の具を、バケツ一杯分の水でも使って溶かしたなら、これほどクリアな色になるだろうか。

限りなく透明に近い色彩。それが風に吹かれてゆったりと震えている。 その様を見て、

	？？？
	「おっきなゼリーみたい…… 」

と、少女はそう思った。

大きく見開かれた少女の瞳に映る、茫漠な海。 果てはないように思える。どこまでも、どこまでも続いていそうな、雄大な景色。

普段、こういった自然と親しむことがなかった彼女にとって、海とは未知であった。およそ理解の範疇を超えた、そんな巨大な存在だ。

——波が砂嘴を打つ音が、僅かながら聞こえる。木枯らしの季節なのだろう。日中だが、少々肌寒い。 酔狂な海水浴客もいないようで、砂浜に佇んでいるのは件の少女一人だった。

	？？？
	「よし……！ 」

不意に少女は、懐から〝石〟を一つ取り出した。 トパーズに似た色合いのその石をしばらくじっと見つめ——

……

——そっと口付けをした。

その刹那だった。 少女を中心に、つむじ風と波紋が広がり、砂埃が周囲を覆った——

——

————

——————

	？？？
	「……んぁ。リーヴィアか 」

風が止んだ時、どこからともなく現れたのは、朱色の髪をした少女だった。〝リーヴィア〟と呼ばれた一人目の少女に比べると、多少大人びた風貌をしている。

	？？？
	「アタシを呼んだってことは、戦闘かい？　……って、豪くひと気のないところだねぇ 」

不敵な笑みをこぼしながら、獲物を探すように周囲を見渡す。 しかし敵らしき影はおろか、人っ子一人見当たらない。 朱色の髪の少女は、「解せない」という表情を見せた。

	リーヴィア
	「ホーリーちゃん。じつは、運動の得意なホーリーちゃんにお願いがあるんです！ 」

大仰な所作をして、リーヴィアはそう言った。

	ホーリー
	「お願い？　言っておくけど、アタシは「聖義の精霊」なんだ。不届き者を成敗することくらいしか能がないよ 」

	リーヴィア
	「戦いがあるかは分からないけど……。〝海底探索協会〟まで私と一緒に泳いでほしいんです！　海中は危険なお魚さんがいっぱいだって、ピュア様が言ってました！ 」

	ホーリー
	「……ええと。そのカイテイタンサクキョーカイとやらが一体何で、どこにあるかは一先ず置いといて……そもそもアンタって泳げたっけ？ 」

	リーヴィア
	「ふふ。ご心配なく、です！　昨日、水着を買ってきました。これで私もスイスイ泳げるようになります！ 」

リーヴィアはそう言うと、纏っていた衣服を脱ぎ捨てる。 その下には、すでに新品の水着が着衣されていた。

得意げに仁王立ちするリーヴィアに、ホーリーは引き攣った表情で告げる。

	ホーリー
	「リーヴィア……水着を着たからといって、泳げない人が泳げるようになるわけじゃないからな？ 」

一瞬の沈黙。

	リーヴィア
	「……そうなんですか？ 」

	ホーリー
	「そうなんだよ…… 」

	リーヴィア
	「(´・ω・｀) 」

	ホーリー
	「………… 」

このあと滅茶苦茶練習した。

http://imgur.com/a/FkPm5

	アイラ
	「星空の精霊アイラちゃんによる次回予告なのですっ！ 」

	アイラ
	「この後、じつはセルリアン付近の港町から〝海底探査協会〟行の巡行船が出ていることを知ったリーヴィアちゃん一行！ 」

	アイラ
	「そんなこんなで海底探査協会に辿り着いたリーヴィアちゃんに、イカつい顔をしたオーク教官が襲い掛かります……！ 」

	アイラ
	「リーヴィアちゃんは無事オーク教官を倒し、探索者になることができるのでしょうか？ 」

	アイラ
	「そしてリーヴィアちゃんが探索者になろうとする目的とは……？ 」

	アイラ
	「次回、オーク教官（1500人にボコられて）死す！　なのですっ！　お楽しみに☆ミ」

《海底探索協会》

《海底探索協会》

リーヴィアは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

リーヴィアはブレスを購入した。

リーヴィアはSSシェルボックス(低)を購入した。

リーヴィアはTGシェルボックス(低)を購入した。

リーヴィアは精神を訓練した。
リーヴィアは精神を訓練した。
リーヴィアは精神を訓練した。
リーヴィアは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
リーヴィアは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

リーヴィアはアイテムNo.1 精霊石を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

リーヴィアはアイテムNo.2 聖導衣を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

リーヴィアはアイテムNo.3 ブレスを私有化！

目的の決定