「ミミオリ、悩んだ末にやっぱり食う」 うまい！これは貴方の大好きなナマコだ！ ……やっぱりナマコなんじゃないか！！！！！！！！ さっぱりとした酢の酸味に、コリコリと楽しいこの食感！ おいしい、うん、おいしいよ。ナマコガール産疑惑さえなければなあ！！！！ そもそも私、別にナマコ大好きじゃないし。 うー、くそ。まあいい。 食べてしまった物はもう仕方が無いので、潔く全て己の栄養とする。がつがつ。 でも酢の物だけってきつくない？ほらー？まっとうな食事にはー？あれがー？あるでしょー？ しろいー？その輝きはまるで銀色とも例えられる事があるー？ぶっちゃけ主食のー？ そう、ミミオリちゃんっスよー！！！！！！ 違う、白ご飯だ。白米が欲しくなるね。酸っぱめだから余計にね。 しかし、この海の底で銀シャリにありつく事など出来るのだろうか……。 無いなら無いで、最悪作れば……はっ。 ……無いなら、作る！この発想！！！ おや？おやおや？ひょっとしてミミオリちゃん天才なのでは？ まあとっくに解ってた事ッスけど。……ねッ！ さあ、そうと決まれば話は早い。コメの栽培に必要な物は何かなー？ 用意ができてるか考えてみよー！いえー！ せーい！必要な物いちー！苗ー！ 無いですねー！ 必要な物にいー！土壌ー！ 無いですねー！ 必要な物さんー！栽培知識ー！ 無いですねー！いやっほーう！ 次回「まあ人生には諦めも必要なんスよ」 ミミオリはしたり顔でそう語った。

ミミオリはアイテムNo.3 テリワカメ を使用した。

EXPが3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
ミミオリ達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。