テリメインのどこか、重なる水にぼかされた月の下……

	キブクレさん
	「……」

	天の声さん
	「どうしたのマスター？いつものにやけよりちょっとにやけてないじゃない。 」

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【トレジャーハンター キブクレ・ビビト】 　何でもかんでもハントして、大掃除のとき大変なことになるトレジャーハンター。 　好きな乗り物は古びた鉄のトロッコ。（トレジャーハンターっぽいから）

【説明精霊 天の声さん】 　とっても物知りで好奇心旺盛な精霊の一族「天の声一族」の一人。愛称は天くん。 　宙に浮いているので、トロッコに乗る時は気をつけないとトロッコだけ先に行ってしまう。

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	キブクレさん
	「……いや。」

	天の声さん
	「……『いや』じゃないわよ、私はマスターをサポートするためにいるんだから 　なんでも言ってくれないと！力になれるかはわかんないけどさ！」

	キブクレさん
	「……なんていうか。」

	天の声さん
	「なんつーか？」

	キブクレさん
	「……海鮮、飽きたなぁって……。」

	天の声さん
	「……ああ。」

	キブクレさん
	「ここに来てからワカメばっかりだし……。たまにはあれだよ、肉とか……。」

	天の声さん
	「……よっし、それじゃ私に任せて！」

	天の声さん
	「こほん。説明するね。ワカメにはカルシウムを始めとしてカリウム、 　食物繊維、その他ビタミン等の栄養素が豊富で、含まれているヨウ素って成分は 　基礎代謝を活発にする他……」

	キブクレさん
	「ストップ！ストップ！ 　私が今求めてるのは肉！タンパク質だ！気休めの豆知識じゃない！！」

	天の声さん
	「でも、私にサポートできるものは知識だけだもの。 　そうそう、タンパクなら何もお肉だけじゃなくてホタテなんかにも……」

	キブクレさん
	「そういう話じゃないってわかってくれよぅ…… 　こういうことなら最初に食材買い溜めと……ん？」

	キブクレさん
	「！　ねぇねぇ、最初にあったあの二人！いるだろ、なんてったっけ、あの試験官みたいな！」

	天の声さん
	「えっと、ロザリアネットさんとシュナイダーさん？」

	キブクレさん
	「ごついほう、マリンオークって言ってたよね！あれ、下半身は海鮮だけど、上半身は、ほら！」

	天の声さん
	「人の下半身を海鮮って言うな！」

------------------------------------------------------------------------------------------------------ 　　「下半身が海鮮な人」って言い方は斬新ですね。ほとんど罵り文句です。 　　でも確かに人魚って呼ぶのは違う気がしますね。上半身は人でなくオークなわけで。 　　豚魚って書いちゃうとふぐって読み方になっちゃうし……あら、違いましたっけ？ 　　何はともあれ、トレジャーハンターの今回の敵は、案外栄養バランスだったりするのかも知れません。 　　……潜り潜った先で、泳ぐ牛さんに出会えることを期待するキブクレさんなのでしたとさ。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
キブクレ達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

キブクレは周辺を探索…………。

テリポテを手に入れた！

キブクレは敏捷を訓練した。
キブクレは敏捷を訓練した。
キブクレは敏捷を訓練した。
キブクレは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
キブクレは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定