平和だ。カブキは襲ってきた化物を切り払い、思った。 戦がない。空気の血臭が薄い。何かを捜し求めている者達が公然と奪い殺し合わない。それどころか、協力し、練習試合まで出来る。 不穏な気配を滲ませる者もみかけるが、戦とまでは行かぬ。ただ賊であり村が滅びる規模でもない。 ——平和だ。カブキはそう思った。 ——— —— — 平和とは何か、何故この世界はそれではないのか。爺に聞いたことがあった。その問いに爺は、 「食べる物がないのでございます」 と。 「皆が食べれるほど、物がないのでございます」 そう、答えた。 爺はカブキにも分かりやすく説明した。それが何度目であったか忘れたが。 この世界を包む戦乱がいつから始まっているかは知らない。 ただ、続きすぎて田畑が焼け、どの国も満足に民を養えない。だから他から奪わなければならない。憎きで戦うわけではない。自分達が生きるため——そして巡り、戦いは終わらない。 「それでも」 カブキは言う。 「それでも、拙者は平和というものが見たいでござる、爺」 爺が言いよどむ。カブキは続ける。 「爺、どれだけかかる？ 皆が食える田畑を整え、他に与えるほど国が富めるまで、どれだけかかる。 その間、拙者がこの国に掛かる火の粉を一つ残らず払ってみせよう。 亡き父上に代わり、拙者と、この紅神丸で。 ——拙者は、平和というものが見たいぞ、爺」 その決意は踏み躙られた。 突然の襲撃者に、従兄弟が治める一領地が壊滅した。 壊滅し、その土地は瘴気に蝕まれいつ草木が育つ地に戻るかも知れなくなった。 ”生き残りがすくないのがせめての救いだ” そう嘯いた部下を殴り伏せ、カブキは根こそぎとなった大地を睨む。 奪われたわけではない。ただ、根こそぎに滅ぼした。 この世界に住む者とは違う、生存に因らぬ悪意を感じる。 「生かしてはおけぬ」 そう直感する。これは、自国だけの問題ではない。 神出鬼没の、悪鬼を従える見たこともない大鎧。 「紅神丸よ、拙者と守れ。この国を、世界を。 悪鬼従える賊を討ち果たせ——」 僅かの生き残りが伝えた名は、確か—— 「シャローム。必ず、この手で……！！」 シャラムである。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
カブキ達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

カブキは周辺を探索…………。

トロピカルオレンジジュースを手に入れた！

カブキは追加攻撃を購入した。

カブキはアイテムNo.11 スラッシュ と、アイテムNo.12 スラッシュ を合成！

カブキは体力を訓練した。
カブキは体力を訓練した。
カブキは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
カブキは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
カブキは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

斬鎧刀《紅桜》 に 物攻力強化 を実行！
斬鎧刀《紅桜》 の 物理攻撃力 を 1回強化した。

気合と根性 に 物防力強化 を実行！
気合と根性 の 物理防御力 を 3回強化した。

野性の勘 に 命中力強化 を実行！
野性の勘 の 物理命中、魔導命中 を 1回強化した。

カブキはアイテムNo.11 ダブルアタックを私有化！

カブキはアイテムNo.4 ドレインを私有化！

カブキはアイテムNo.14 シュートを私有化！

スラッシュ に 袈裟斬り と名付けた！

チャージ に 突撃 と名付けた！

ガード に 防御 と名付けた！

目的の決定