この世界にやってきて調査を始めてから少し。 コミュニティにも近い人の集まりに少し混じってみたり、少数ながら話し掛けてみたり。 色々な方法で情報収集の手段を模索してきた中で特に興味深く感じた物事は、その人々の種族の多様さだ。 その多さには、ルチーリアから来た私にとっては目を瞠る物がある。 このテリメインと言う、殆どを海に覆われた世界に集まった探索者やバカンス客…… それらをぼーっと見ているだけでも、外見からして別の種族という事が分かる所が面白い。 ルチーリアでは、人間も死神も外見上判別する事は難しい。 何故なら、死神も身体的構造は人間と大差ないからだ。 一応、ルチーリアにも獣人や妖魔の類は存在しているけれど、そもそもの存在が隠されているので人間達はその存在を知る機会がない。 天使も、死神も、魔法生物達も。 ルチーリアではただの御伽話の住人でしかないのだ。 *+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*+-+*

	エリザ
	「あっ、そう言えばロザりんやシュナイダーさんも人魚だよね。 　シュナイダーさんの方は更にオークの血も流れてるって聞いたし、この世界の種族数は相当な物かも」

	「ふふ、こっちの方も調べ甲斐があるね、セヴィー！」

	「……所で、これからの調査はどうしようね。 　私としては、ずっと遺跡の調査をしていても良いんだけど……それじゃあ参照すべき資料が偏っちゃうし。 　やっぱり未開の海域に出て、生態系の多様さを見た方が良いのかなぁ」

	「……なーんか、色々な話を聞きはするけど。 とりあえず生き物が棲める環境だといいなぁ…」

軽く溜息を吐いて、セヴィーと共に拠点を後にする。 ほんの少しだけ、本当に少しだけだけれど、この海に入る感覚には慣れてきた気がする。

エリザはアイテムNo.3 SSシェルボックス（低） を使用した。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
エリザ達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

エリザは周辺を探索…………。

怒りイカ焼きを手に入れた！

エリザはヒートウェイブを購入した。

エリザはリングを購入した。

エリザはSSシェルボックス(低)を購入した。

エリザは魔力を訓練した。
エリザは精神を訓練した。
エリザは精神を訓練した。
エリザは魔力を訓練した。
エリザは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

ルチーリアの花 に 魔導力強化 を実行！
ルチーリアの花 の 魔導攻撃力 を 1回強化した。

風のストール に 回避力強化 を実行！
風のストール の 物理回避、魔導回避 を 1回強化した。

エリザはアイテムNo.10 ブレスを私有化！

目的の決定