二人は頼もしい。わたしはそれなりに動けるものの、危害を加えられたときに身を守ることと、自分から戦おうと振る舞えることとはちがう。 わたしはいつも（いつも？）そのせいで動くのが遅い。それはたぶん、戦う理由を二人への気持ちに預けているからかもしれない。 水を動きまわるのにももうだいぶ慣れてきたから、ひまさえあればぼんやりと動く練習ばかりをしてる。探索を続けるのに心配はないけれど、そのうちに大事になるような気がして。 いつわたしがそんな風になったのかを思い出そうとしている。 ＊ ＊ ＊ 「ミアスカ、 ここで僕は終わりだが」 「ぼくは君を忘れない。 死は思い出を消さない」 「だから目が覚めたなら、 いつだって大事なことを思い出して」 ＊ ＊ ＊ 昔にあった何かを思い出そうとすると、几帳面に摘まれた花に囲まれて目覚める光景を思い出す。静かで、陽の光が差し込んだ小さな小屋。 それがいつなのかは思い出せない。

ミアスカはアイテムNo.4 海ブドウ を使用した。

器用が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
ミアスカ達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

ミアスカは周辺を探索…………。

シェルボックス（Rank1）を手に入れた！