そういえば、私は特にこの世界における目的なんかがない。 とりあえず今は探索や調査をしながらすごしているが… 他になにか目標みたいなものを持っていたほうがいいのだろうか …本当に何も準備せずに来てしまったなぁ、と少し後悔した。 ◇初の練習試合、勝つことには勝てたが…活躍できたとは言えないと思う。 それもそのはず、通常攻撃ばかりやっていて活躍できたら誰だって苦労しないはずｄ …………あれ？ …しまった…………。 実戦での台詞しか設定していなかった…！ どうやらこの間の演習中、周りからすれば私はずっとだんまりだったようだ。 そもそもあまり喋ってはいなかったとはいえど、もしかしたら『キャラを作るだけ作って放置してた人』みたいになっていたかもしれない。…流石に考えすぎだろうか？ ただ、少しもったいないことをした気がした。

マールはアイテムNo.3 焼き魚 を使用した。

敏捷が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

ここ、最先端探索拠点を越えてしまえば、そこはもう未開の海だ。
マール達のような探索者たちがどんどん先へ進めば、
後々海底探索協会が、このような拠点を設けていくのだろう。

この先はどんな危険が待ち受けていても不思議ではない。
誰も踏み入れたことのない場所なのだ。
準備を怠らず、慎重に進むといい。

どのような生き物が居るのか、どのような未知が、はたまた宝が眠っているのか。
それはこの先へ自ら進んでいく者にしかわからないのだろう。

海は、まだまだ先へと広がっている。