協会のある中心街から少し離れた、静かな場所にその住居はあった。 高い壁に囲まれた屋敷といった佇まいで、他の家屋やビル、商家も混じり合う通りに面している。開かれた門をくぐって敷地へ入ると、平屋の大きな屋敷が無名の視界に現れた。 随分と古い、立派な屋敷だった。木の柱は色が深く黒光りしており瓦屋根は鈍く光っている。 玄関への歩きだすと、こちらを見つけた少年が笑顔で出迎え、奥まで通してくれた。 家主の趣味だろうか、質素で、しかし、落ち着いた和室で待つとやがて精悍な顔立ちの巨大な男が姿を現した。 俺と向き合って座ったこの男が登録Noの重複した相手らしい。 20代後半ほどに見える、短髪逆毛の銀髪でまるで気配が読めない。いかめしい顔立ちだが何処か達観した静かな立ち居振る舞いのこの男はシンと名乗った。 「アンタが、登録をダブったっていう無名サンか。」 シンの言葉に、俺は頭を下げる。 俺が彼に会いに来たのは勿論登録№の重複で登録できなかった問題だ。 重複自体が異例ではあるが、協会のサポートを俺が受けるには№を譲渡してもらう必要があった。話が通じているのなら話は早い。 「ごめんなさいよ。何とか譲ってもらう事は出来ないかねえ」 勿論ただで譲ってもらえるとは思っていない。出来得る限りの条件は飲むと伝える。 俺はあくまで仕事できている。必要なのは調査と報告だ。別に遺跡の奥地にあるものにそこまで興味は無い。 だがここで、シンは驚いた提案をしてきた。 おい、と戸の向こう側へ声をかけると引き戸が開かれ少年と少女が現れる。 「……なんだな。難しい問答をする気はねえんだ。」 真摯で、偽りのない強い意思が瞳から見て取れる。 「お前さんの調査にこいつらを一緒に連れて行ってやってくれ。」 其れが条件だと、彼は低い声を響かせた。

おっさんはアイテムNo.3 焼き魚 を使用した。

敏捷が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

おっさんは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたおっさんは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

おっさんは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

おっさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おっさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おっさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おっさんはTGシェルボックス(低)を購入した。

おっさんは護符を購入した。

おっさんは精神を訓練した。
おっさんは精神を訓練した。
おっさんは体力を訓練した。
おっさんは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
おっさんは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

おっさんはアイテムNo.4 ブレスケアを私有化！

目的の決定