少しつぶれた大福のような形をした丸い鮫を、鮫汰という。 この鮫汰というヤツは大変うるさく、他生物に対するおちょくりが多い。 ただ、お友達だと認識したヤツには何かにつけて昆布をねだる。 ねだるので、やっぱりうるさい。そういう、うるさいやつだ。 「ねえねえ、シーチャ。ひれすけ。 　あのししゅんきまっさかりっぽいボーイ、どうおもう？」 海にはどうも似つかわしくない姿をした水渡境哉を、鮫汰は視線で見やる。 どこから来たかというより、どうやってきたか定かでない彼。 まだちゃんとおしゃべりをしていないのだ。彼はいつも警戒しているのか、少しピリピリしている。 シーチャと呼ばれた白黒の生物——シャチかタコを思わせる、これまた丸い生物は、面倒くさそうにクラゲを抱えていた。 「どうおもうって、おもしろそーなにおいがしたから、パーティとうろくしたんでしょ？ 　シーチャべつになんでもいいよぉ…。せんさくなんかしたって、めんどくさいだけだよぉ…」 間延びながらも、どこか憂いを帯びた声でシーチャは鮫汰にそう返した。 持っているクラゲは、そこらで捕まえたのだろう。 面倒くさがりのシーチャに浮力を貸す状態で、細い触腕をゆっくりと動かしている。 毒を持っている種類によく似ているが、その毒が三匹を侵すことは無かった。 シーチャの抱えているクラゲを眺めながら、鼻っ面に的のような模様のある鮫が口を開いた。 「きょおや、ちくわたべるかな？」 コミカルな顔をしているこの小さい鮫は、ひれすけだ。 どこから出したのか、ちいちゃな両ヒレにちくわを持っている。 ひれすけは、ちくわを一口かじった。 硬めに焼き上げられた、食べ応えのあるちくわ……。 「ニンゲンだから、ちくわはたべるんじゃない？ 　ねりものはニンゲンがうみだしたねりものだからな～。くわなかったらニンゲンじゃないよ！」 鮫汰は極論を飛ばしながらくるりと回転し、バブルリングをひれすけとシーチャへ送る。 勢いの良いバブルリングに押されているというのに、シーチャはなすがままだった。 本当に面倒くさがりなのだろう。ひれすけはちくわで対抗しようと、一生懸命だというのに。 三匹はそうやってじゃれながら海底へと落ちて行くと、柔かい砂に転がる。 海といっても、ここは想像の中に収まる海では無い。 妖しく発光する生物や寄生を思わせるような生物。探索者。 遺跡のような残骸。暗がりから手を伸ばすような海藻。傷をもらいそうな岩。 視界にあるものをあげていけば、きりがない。 遠くから、海流に混じった匂いも届く。 鼻の良い水中生物ならまず感じ取れるであろう、様々な匂い。 生物の触れあい。 仲良くなった生物との触れあいをする匂い。 誰かとのおしゃべりを楽しむ匂い。 襲ってくる生物を撃退する匂い。 生物を殺すにおい。食べるにおい。 「おたから、もってかえれたらパパたちよろこぶかな～？」 「よろこぶんとちがう？ヘンなものだいすきじゃん！」 「もちかえったら、いろんなトコにみせにいかなきゃいけないよぉ…」 とりとめのない話をしながら、三匹は冒険に出かける時間まで海底に転がっていた。 水渡境哉に関する会話は、とくに発展するわけでもない。 鮫汰も大して深く考えていないのだろう。 居眠りしたシーチャから解放されたクラゲが、どこか遠くへ流れていく。 あともう少ししたら、もやもやとした疑問を眉間にひそめた彼が、やってくるに違いない。

サンバカーニバルはアイテムNo.6 焼き魚 を使用した。

敏捷が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

サンバカーニバルは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたサンバカーニバルは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

サンバカーニバルは周辺を探索…………。

シェルボックス（低）を手に入れた！

サンバカーニバルはTGシェルボックス(低)を購入した。

サンバカーニバルはTGシェルボックス(低)を購入した。

サンバカーニバルはTGシェルボックス(低)を購入した。

サンバカーニバルはTGシェルボックス(低)を購入した。

サンバカーニバルはTGシェルボックス(低)を購入した。

サンバカーニバルは体力を訓練した。
サンバカーニバルは体力を訓練した。
サンバカーニバルは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
サンバカーニバルは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
サンバカーニバルは器用を訓練した。

スリーミニッツ に 命中力強化 を実行！
スリーミニッツ の 物理命中、魔導命中 を 1回強化した。

護符 に 魔防力強化 を実行！
護符 の 魔導防御力 を 4回強化した。

護符 に 魔防力強化 を実行！
護符の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

サンバカーニバルはアイテムNo.7 バンシークライを私有化！

スキルNo.2 ヒール をアイテムNo.4 熱耐性 で改造！
スキルNo.2 ヒール に 熱耐性 を付加！

ヒール に おしくらまんじゅう と名付けた！

目的の決定