水に光が反射して照らされた火のように壁にゆらゆらうつっている。 遺跡の中は空気はやわらかく、足元にまとわりつく水もあたたかい。 海に半分浸かっているものの水は浅いので歩いて探索できそうだ。 《セルリアン》の遺跡はほぼ探索しつくされているが 海賊などもいないため特段危険はないようだ。 「植物類も新たな発見はなさそうですね」 声のあまり響かない遺跡の中を見渡す。 オホミラン、フラスカ、ナンジュツタ……… よく見知った植物や花がぽつりぽつりと点在している。 それらを横目に見ながら奥へ進んでいった。 --------------------------------------------------------- （なんだったんだ、テリメインマイケル） 笑っていいのか、呆れるべきなのか迷ってしまい不可思議な顔になってしまう。 バカンスすると言いつつこっちを襲ってきてしまったため つい本気で叩いてしまった。 よく考えると無意味な争いだったのではないかと思う。 「…バカンス…」 一文字一文字確かめるように小さな声でつぶやく。 ジニアが縛られた仕事をしたことはほんの少ししかない。 それこそ、屋敷でメイドをしていた時だけで 残りは旅人であり自由業であった。 仕事をしているときは仕事だが あえて休暇を取ってバカンスに行くことはない。 （今度やってみましょうかね） この遺跡の出口の光までもう少し。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

ジニアは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたジニアは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

ジニアは周辺を探索…………。

海ブドウを手に入れた！

ジニアはSSシェルボックス(低)を購入した。

ジニアはSSシェルボックス(低)を購入した。

ジニアはTGシェルボックス(低)を購入した。

ジニアは精神を訓練した。
ジニアは魔力を訓練した。
ジニアは敏捷を訓練した。
ジニアは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ジニアは敏捷を訓練した。

ジニアはアイテムNo.7 ブレスを私有化！

ジニアはアイテムNo.8 マジックブレイクを私有化！

ジニアはアイテムNo.9 スイムアップを私有化！

目的の決定