ナマコ人間との戦いは難なく私の勝利に終わった、だが、問題はその後だった。 一匹の巨大な鮫が私目掛けて突撃してきたのだ。

「な‥‥なんだこいつはっ！？」 いくらなんでもこいつはマズい、エンチャント付きの水着をつけた私でも逃げ切る事が出来ない、 そんな速さで“ヤツ”は突撃してきたのだ。 追い払う為に魔法の矢を巨大鮫に向かって連発する。 だが巨大鮫は怯んで速度を落とすような事もなく真っ直ぐにやってくる。 巨大鮫は私に向かって大きな口を開け、噛み付きにかかってくる。

「うわあっ！？」 間一髪避ける事は出来た、噛まれればひとたまりも無い事は嫌でも分かる。

「こ‥‥こ‥‥これでもくらえぇっ！！」 全力で魔法をぶつける、さっきの魔法の矢よりも膨大な魔力を魔法につぎ込む。 巨大鮫の姿が見えなくなるほどの閃光が眩く輝く。

「や‥‥やったかっ！？」 そう信じていた、信じていたかった。 現実はそんなに甘くなかった、閃光の中から巨大な黒い影が姿を現す。 魔法攻撃によって傷ついた様子ではあったが、まだまだやれると言った様子だった。 一方の私は先程の魔法攻撃で魔力が尽き、逃げる気力すら失っていた。

「‥‥こ‥‥殺される‥‥」 その時、浮かんだのは、パーティを組んで冒険者稼業をしていた頃の仲間達だった。 アルヴィス‥‥シャル‥‥ハリード‥‥エリク‥‥ミネルバ‥‥今思えば彼らにはずっと助けられっぱなしだった。 だが、今は私一人だけだ、誰かが助けに来るなんて、絶対にありえない。

「‥‥終わった‥‥」 巨大鮫はゆっくりとこちらに近づいてくる。死の間際だから、私から見てゆっくりなのかもしれない。 そんな絶望の最中、鮫が口を開け‥‥ 使い魔にしてくれと言ってきた。

「‥‥は？」 どう考えても向こう側が有利、今すぐにでも噛み殺せるような状況の中、 いきなり使い魔の契約を持ちかけてきたのだ。

「‥‥夢でも見てるのか‥‥？」 自分もこの海域に初めて来た事、協力関係を組む事でどういったメリットがあるか、 その鮫は色んな事を熱弁していたが、死ぬと思っていた私にはまともに聞く気力なんて無く、 どんな事を言っていたのかは詳しくは覚えていない。 もし契約をする事が出来れば強力な仲間ではあるだろう、だが、隙を見て噛み付きにかかってくる可能性も否定出来ない。 しかし、私にも選択肢は無い、逃げるような体力も残っていない、契約しなかったらそれはそれで襲い掛かってくるかもしれない。 生き残る為には契約するという選択しか無かった。

「‥‥‥」 海上に上がって契約の儀式を終え、巨大鮫こと銀鱗鉄牙のアウエラは私の使い魔となった。 ‥‥いや、今でも信じられん、何がどうなっているのか、当事者の私ですら訳がわからない状態だった。 とはいえ、生き残る事が出来たし、仲間も出来たのだ。ならばやる事はひとつ、探索を続行する事だ。 私とアウエラはセルリアンの海底遺跡へと向かって行った。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

メロディは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたメロディは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

メロディは周辺を探索…………。

SSシェルボックス（低）を手に入れた！

メロディはSSシェルボックス(低)を購入した。

メロディはSSシェルボックス(低)を購入した。

メロディはSSシェルボックス(低)を購入した。

メロディはTGシェルボックス(低)を購入した。

メロディはTGシェルボックス(低)を購入した。

メロディは魔力を訓練した。
メロディは魔力を訓練した。
メロディは魔力を訓練した。
メロディは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
メロディは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

メロディはアイテムNo.4 リフレッシュを私有化！

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