【三日目】 初めての戦いこそ当てにはなりませんでしたが、 今日のそれは、そこまで悪いものではありませんでした。 まず、遺跡の探索、現住生物と交戦する形になりましたが、 これを難なく退けることができました。 一番穏やかな海、ということですからね、 ここで手間取っているようではこの先もやっていけませんから、いい傾向です。 一方で、他探索者との手合わせは、惜敗に終わりました。 今回はただの手合わせだったので問題はありませんが、 今後海賊行為に走るヒトたちも出てくることを考えれば、 早めに抵抗できるだけの強さを、得なければなりませんね。 そういえばナマコ……うーん、あのナマコは、あまり食べたくないですね。 食料、どうしましょうか。浮いてる海藻を踊り食いという気にもなれませんし。 海の竜種とは言え、私の場合陸にいた期間が長かったですからね、 踊り食いしたらお腹壊してしまうかもしれません。 お金がないわけじゃないですし、何か買ってくるのが賢そうですね。 それはともかくとして、トレーニングですね。 とりあえずは2プラン。 ひとつは、まぁ既にやっていますがミウアルさんを海中に引きずり込んで、海中で息を長続きさせるトレーニング。 無駄に暴れて失う必要のない酸素まで失わないように、海中で冷静さを維持することが肝要です。 海中での混乱はかなり致命的になりがちですからね。 泳げるものであろうと、パニックに陥って、海上に出ようとして海底へと泳いで行ってしまう事案もあるそうですし。 ……もちろん、死ぬ前には引き揚げます。心配はいりません。多少苦しむかもしれませんが。 もうひとつは、海上で泳ぐトレーニング。 浮き輪やらビート版やらたくさん抱えていますし、海の上に浮かすことくらいはたぶんできるでしょう。 浮力の補助を入れた状態で、基本的な足の動かし方など極めて基礎的な部分からやっていきましょう。 手取り足取り教えることになるかもしれませんが……私にできることは何でもしませんとね。 万が一浮き輪ありでも沈むようなら、最悪私の背中に乗せてという形になりますが…… ……嫌がるでしょうね。私も気乗りしませんし。 最悪浮き輪買い足してあげましょう。 しかし、勧めとはいえ、この海に来たのは正解でしたね。 あの街で騎士として過ごしているだけでは得られない出会いがたくさんありそうです。 あの街は海に面していませんからね、海種とのご縁があるだけでもよかったと思えます。 ……海種に会って安心する、海で泳いで安心するということは、私も海種なんですね。 こうやって海でのびのび泳いだのは、実は初めてなんじゃないでしょうか。 鈍らないようにプールで泳ぎこそしていましたが…… 広い場所だと、いつぞやの戦場以来ですかね。とはいっても、あのときは急襲狙いで、のびのびできたものではなかったですが。 ……ということは、記憶の薄い幼少期以来なんでしょうか。もしかすると、【海でちゃんと泳いだのは初めて】かもしれませんね。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

「はじめて……？」

日記を綴りながら、この海種は首をかしげる。 初めてであるはずがない、間違いなく、海の記憶はあるのだ。 そうとも、あのスラム街は海と繋がっていたから、【毎日海で泳いでいた】じゃないか。 レジスタンスに入ってからは、やっぱり任務関連ばかりだったが、 騎士団に入ってからは、何度かバカンスで行ったじゃないか。 疲れているのかもしれない。疲れていないわけがないのだ。 なんせミウアルさんを何時間も引き摺ってきたのだから。 見た目の割りには軽く感じても、それでも青年男性だ。 そんなことを思い出せば、ほら、ペンを持つ手が今更になって震え始めた。 それから俺は、一つため息をついて、一言だけつぶやいてから日記の締めを書くことにした。

「私、初めての海でハイになったのかもしれませんね」

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ……海種に会って安心する、海で泳いで安心するということは、私も海種なんですね。 こうやって海でのびのび泳いだのは、実は初めてなんじゃないでしょうか。 鈍らないようにプールで泳ぎこそしていましたが…… 広い場所だと、いつぞやの戦場以来ですかね。とはいっても、あのときは急襲狙いで、のびのびできたものではなかったですが。 ……ということは、記憶の薄い幼少期以来なんでしょうか。もしかすると、【海でちゃんと泳いだのは初めて】かもしれませんね。 ……海種に会って安心する、海で泳いで安心するということは、私も海種なんですね。 幼少の頃こそ、自由気ままに泳いでいましたが、 大人になってからは、来ても団体行動が主でしたから、こんなに泳いだのは本当に久しぶりです。 折角のバカンスですし、もうこの先泳がなくていいくらいに泳いでしまうのもいいかもしれませんね。 それはそうと、二人の様子も見にいきますか、探索もトレーニングも毎日続きますからね。 私は体が頑丈ですから心配いりませんが、特にミウアルさんは虚弱そうですからね。 ゼーヴォさんも、機械の体ですから何かの不備で動けなくなる可能性なんかもありますしね。 ちゃんと気を配らないといけません。明日も、頑張りましょう。

アルカルドスはアイテムNo.7 シェルボックス（低） を使用した。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

アルカルドスは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたアルカルドスは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

アルカルドスは周辺を探索…………。

TGシェルボックス（低）を手に入れた！

アルカルドスはSSシェルボックス(低)を購入した。

アルカルドスはSSシェルボックス(低)を購入した。

アルカルドスはSSシェルボックス(低)を購入した。

アルカルドスはSSシェルボックス(低)を購入した。

アルカルドスはTGシェルボックス(低)を購入した。

アルカルドスは体力を訓練した。
アルカルドスは体力を訓練した。
アルカルドスは体力を訓練した。
アルカルドスは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
アルカルドスは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

大剣「ドライブアンカー」 に 物攻力強化 を実行！
大剣「ドライブアンカー」 の 物理攻撃力 を 1回強化した。
装備名を 大剣「ドライブアンカー」 に変更！

銀の重鎧 に 魔防力強化 を実行！
銀の重鎧 の 魔導防御力 を 4回強化した。
装備名を 銀の重鎧 に変更！

アルカルドスはアイテムNo.8 ブレスを私有化！

アルカルドスはアイテムNo.10 ガードケアを私有化！

アルカルドスはアイテムNo.11 ドレインを私有化！

目的の決定