協会の窓口に『魔物』、或いは『動植物』の一部と所持品の換金を申し出、返ってきた反応に、 マルキスは心の裡で大きく顔を顰めた。 膾に刻まれた遺体に対する反応にではない。忌避、嫌悪といったわかりやすい反応は彼のような 者にとり慣れた反応であり、それは何者かと相対する上での通過儀礼のようなものだった。 問題は、眉を潜めた窓口の者が返してきた金額であった。 あの受付の二人組が寄越してきた支給と殆ど変わらない額面が支払われた。 当然この通貨（こんなどこにでもあるような貝殻を貨幣扱いするのもどうかと思うが）は、 他所では一銭にもなるまいが、協会で扱うスキルストーンやチューンジェムなるものはこの通貨と 引き換えに巷間に流れていっているわけだ。 それが初期支給とほぼ同額。単純計算で、協会は連日1500人かそこらからの需要に連日対応するだけのスキルストーンとチェーンジェムの産出能力を有しているわけだ。 特別工業に明るいわけではないマルキスにも、経験上兵站の困難がどういうものかは認識している。 糧秣はある程度を現地調達に依存することで苦労を和らげることもできようが、 槍や銃、弾薬の類はそうもいかない。 戦場で装具が壊れるのは自然現象のようなものであるし、交戦の度に消耗されるそれらに 対応するために、有事の工場は不眠不休の努力を費やすことも稀ではないことは知り尽くしている。 （勿論、それを強いるために支払われる莫大な費用が国庫に与える負担も。） この両替の額面が示す事実は、協会にとり市販している品々は日々の購入制限（一人当たり5個） を維持する限り、『探索』が生み出す利益で充当が利く程度の代物だということだった。 もう少し高価な代物だと想定していたんだが。糞、まあいい他に有効な手立ても思い付かない。 協会に暇を申し出て、指定の休養所（ここも現住民の住居と眼と鼻の先だ、糞ったれめ） を通り過ぎつつ、周囲の目を避けて封便が届けられているはずの義父の屋敷に向かう。 道中それなりに時間はかかる。現状を偽ることなく協会への対抗策に説得力を持たせる文句を 思案するのに十分な時間かは自信が無いが。 報告で大口を叩いた分、ここでしくじるわけにもいかない。僕の意見を義父上が採用する以上、 意見の瑕疵は義父上の瑕疵となってしまう。足を引っ張るばかりの屑共め。 どのみち戦力で劣るこちらが取り得る対応は限られているんだ。戦場の原理原則に従う他無い。 即ち、相手に可能な限りの苦労を強い、こちらの力を蓄えることだ。 連中がレグレス国土に辿り着くまであとどれくらいだ？

マルコはアイテムNo.8 酢の物 を使用した。

体力が3上がった！

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

バカンス

青く輝く海ッ！
申し訳程度に残った陸地の真っ白い砂浜ッ！
キンキンキラキラと照りつける太陽ッ！！！

そう、ここはバカンスにピッタリ夢の世界、テリメイン！
水着の美男美女ッ！
トロピカルな熱帯魚と珊瑚礁ッ！

さあ心ゆくまで羽を伸ばし、
この穏やかなる海セルリアンを全力で堪能するのだッ！

しかし注意せよッ！　穏やかな海域とはいえ、未知なる生物が居ないとも限らないッ！
そんな障害なんぞ乗り越え、全力でバカンス出来る、
マルコのユートピアを今こそ探し出すのだッ！

暖かな海、緩やかな潮の流れ、色とりどりの魚たちッ！
まだまだこの海は、バカンス出来る場所がありそうだッ！

マルコは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

マルコはシュートを購入した。

マルコはチャージを購入した。

マルコはチャージを購入した。

マルコはSSシェルボックス(低)を購入した。

マルコはSSシェルボックス(低)を購入した。

マルコは体力を訓練した。
マルコは体力を訓練した。
マルコは精神を訓練した。
マルコは器用を訓練した。
マルコは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

いかにも海賊風の服装 に 物防力強化 を実行！
いかにも海賊風の服装 の 物理防御力 を 1回強化した。

マルコはアイテムNo.7 ウォークライを私有化！

マルコはアイテムNo.11 チャージを私有化！

マルコはアイテムNo.8 シュートを私有化！

目的の決定