11/27 一度目の遺跡探索。 海で泳いだことが無いティアを連れての海中探索は少し心配だった。 …が、元々身体能力は高いようだし、スキルストーンで容易に呼吸が出来ることもあって、 陸上の時のようにすばしっこく動けていて安心した。なかなかやるやつだ。 ま、もしもの時の為に、泳ぎの練習はしておいたほうがいいかもな。 ちょうど良さそうなスキルストーンを手に入れていたから、使わせよう。 探索中に酒瓶を拾った。その瓶のラベルにはこう書かれているのみだった。 『静かなる雲の酒：これを飲む者に安らかな鎮静を』 蓋を開けると不思議な匂いがしたが、ラベルの記述が気になってまだ口にしていない。 これについて何か知らないか、酒屋のマスターか、商人…葛葉に聞いてみようと思う。 今日の探索に向かう途中、ディー・モという探索者と出会った。 鯨だとか王だとか言っていたな。確かにそれらしい喋り方をしていた… …自慢気な表情は子供らしかったけど。 この島でもっと知り合いを増やしておきたいところだな。 探し物と、協力者探しは引き続き行う。今日も手紙を流してみよう。 ……そういえば、瓶に詰められたハンバーグを食べたような気がするんだが、あれは夢だったんだろうか。 夢に決まってるよな。だって材料がマリンオークって、それってつまり…。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

レーヴェンは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

穏やかな潮の流れに、時に身を任せ、時に原生生物を相手にし、
確実にテリメインの探索へ進んでいたレーヴェンは、
前方に大きな泡に包まれたドーム状の建物を発見した。
近くの岩に、建物の名前が彫られているのを確認できるかもしれない。

	テリメイン最先端探索拠点

……どうやらここが、海底探索協会の最先端拠点らしい。
これよりドームから先は、いよいよ未知なる海域が待っているのだろう。

誰も見たことのない財宝。
誰も発見したことのない未知なる生物、海底遺跡。
己の力をつけるため、願いを叶えるため……。

様々な目的を胸に秘め、各地から集まった探索者たちは旅立っていく。

テリメイン最先端探索拠点は、そんな夢を秘めた冒険者たちに、
最先端のスキルストーンやチューンジェムを揃えて販売している。

この拠点より先は、海底探索者協会の目が届かない海域だ。
【海賊】と呼ばれる者たちに襲われる危険性もあるかもしれない。

未知なる海域へ足を踏み入れる前に、ここで十分に準備をしてもいいだろう。

レーヴェンは周辺を探索…………。

酢の物を手に入れた！

レーヴェンは器用を訓練した。
レーヴェンは器用を訓練した。
レーヴェンは体力を訓練した。

目的の決定