探索者協会の試験も終わり、俺達は海に放り出される。 宿探しから探索者としての目的まで、自由といえば聞こえはいいが、丸投げのようだ。 バカンスに遺跡探索。海賊という言葉も聞こえた。 バカンスに興味はない。 かといって別段遺跡に興味があったわけでもないが、海の底には興味がある。 そこに強大な魔法があるというのなら、死者の声を聞かせるものだってあるかもしれない。 知りたい。 今の俺にはそれ以外何もなかった。 好奇心ですらない、小さな欲求の萌芽だけがそこにある。 家の——元、家の、というべきか——義母たちには仕送りくらいしているが、それがなくなったところでおそらく困りはしないだろう。 仕送りなんて、まだ俺が野垂れ死んではいないという、その証にすぎない。あるいは罪悪感からの義理立てか。 いつか戻ることがあるだろうか。ないとは言い切れない。 疎まれれば去ってしまうだろう程度のものにせよ、あそこは俺の故郷だった。 この声が、聞こえなくなったら。 この声の理由がわかったら。 どちらにせよ、今は探索者として一歩、踏み出すしかないのだろう。 ここではみなが同じ、過去も、悪行も善行も関わりなく探索者でしかない。 いずれまた過去が追いついてこようとも、未来に悪行があろうとも、今はまだ、関係がない。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

キィスは周辺を探索…………。

ナマコを手に入れた！

キィスはゴーグルを購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはSSシェルボックス(低)を購入した。

キィスはTGシェルボックス(低)を購入した。

キィスは敏捷を訓練した。
キィスは敏捷を訓練した。
キィスは器用を訓練した。
キィスは器用を訓練した。
キィスは敏捷を訓練した。

目的の決定