「……」 気まずい沈黙が辺りに流れる。 海水が金髪を伝い、床の黒い染みを濃くするのを手伝った。 海底探索協会のロザリアネット——ロザりんは変わらずニコニコしているが、マリンオークのオーク・M・シュナイダーは震えながら「実力試験用スキルストーン」を床に叩きつけた。 無理もない。武器の選定もあったのかもしれないが、内容的にはマリンオークが圧倒していた。 やはりその辺に落ちていた棒で戦うのは無理があったらしい。 水中での戦闘もあそこまで勝手が違うとは思わなかった。 あのまま戦闘が推移していたなら勝負は決まっていたといっていいだろう。 しかし、勝ったのは男だった。 「それで、どの部分を切り取っていいのかね？」 「鬼かおまえ！！？」 「どこでもいいですよ。ヒールで治りますから」 「話がわかるね、ロザりん」 「ロザりん！？」 困惑するオークをよそに、男とロザリアネットは話を進める。 「どの辺りが一番うまいかな？」 「さすがに食べ比べたことはありませんけど、一般的にはよく動くところがおいしいっていいません？」 「なるほど」 色のない視線を向けると、オークはじり、と身体を大きな体を後退させた。 「ヒト型の足とサカナ状の尾って味違うのかな？」 「どうなんでしょう。試したことありませんし」 「おい　待て　おい」 男の野太い悲鳴が、協会に響いた。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

おじさんは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

おじさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おじさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おじさんはSSシェルボックス(低)を購入した。

おじさんは体力を訓練した。
おじさんは魔力を訓練した。
おじさんは敏捷を訓練した。
おじさんは精神を訓練した。
おじさんは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定