魔女の塒の安アパルトメントには、度々人が訪れる。 部屋の真ん中に置かれた猫足バスタブに、ソファ。 ボロボロの小さな机の上には、一組のタロットカードが置かれている。 そんな安アパルトメントに、三回のノック音とともに男が顔を覗かせる。

	男
	「いるかい、魔女の君」

金髪に碧眼。整った顔立ち。わかりやすく、物語に出てくる王子様のような男だった。 三度のノック。家族・友人・恋人。親しい相手を訪ねるときの回数。 しかし、魔女には家族も友人もいない。いるのはただ、恋人だけである。 すなわち、この男は魔女の恋人なのだろうかと推測出来るが、きっとその推測は正しい。 魔女は、待っていましたと言わんばかりにソファから飛び起きる。

いますとも！　あなたは——……そうね、久しぶり。 　お元気になさってた？　今日は占い？　それともわたくしにご用事？

魔女は、男に名前を問うことなどしない。 自らのもとに訪ねてきた客人はすべて恋人であり、すべて愛すべきものなのだから、と。 魔女は、求められなければ人に名を明かすこともなければ、求められたところで名乗るような名など、 ひとつだって持ちあわせていないのだ。 その日暮らしの魔女は、その時々で好き勝手に名を名乗る。 このテリメインに訪れたときもそうだった。白色の乙女に、黒色の女史。 彼女たちに教えた名前だって、《海底探索協会》へと告げた名前だってそうだ。 。いなも味意らかだのいならかわ、でろことたう問

	男
	「占ってもらうのもいいかもしれないけど、今日は君に会いに来たんだ。 　探索者がもう既に千人以上も来ているらしくて。 　そんな中で何か功績を残さないといけないだなんて、早い者勝ちもいいところだからね。」

	男
	「惚れた女に応援でもしてもらえたら、頑張れるかもしれないだろ？ 　だから今日は、こうやって。そうだな、——」

男は、先刻まで魔女が座っていたソファに深々と腰を落とした。 男の身体の重みに、ソファが僅かに軋むように何度かギイギイと鳴いた。 「安物でごめんなさい」、と囁く魔女の腰に、優しく手を這わせる。 魔女は、それを止めさせることもなくただ受け入れて微笑んでみせる。

抱きしめてほしい、なんて仰るの？ 　ううん。それとも、そうね。抱かせてほしい、とでも？

男は何も言わない。無言の中に含まれていたのは、ただ肯定だけだった。 ただの肯定を受け取った魔女は、男の背中に手を回す。 ぱちん、とひとつ指を鳴らせば、部屋に吊られたカーテンがザ、と閉まる。 あとは三分料理のショウよりも何が起きたかは明白だ。 魔女が目を覚ますのは、吊られたカーテンから差す光が明るくなる頃のこと。 机の上の書き置きに、今日も手を伸ばした。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

リアンノは周辺を探索…………。

焼き貝を手に入れた！

リアンノはSSシェルボックス(低)を購入した。

リアンノはSSシェルボックス(低)を購入した。

リアンノはSSシェルボックス(低)を購入した。

リアンノはSSシェルボックス(低)を購入した。

リアンノはSSシェルボックス(低)を購入した。

リアンノは魔力を訓練した。
リアンノは魔力を訓練した。
リアンノは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
リアンノは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
リアンノは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定