19XX年11月3週 —早速忘れかけていたが、ここまでの記録を記そうと思う。 この海での活動をするために必要であった、探索協会への参加も叶った。 今後は今まで通り、目的の為の探索を進める事が出来る。 先日の記録でも期待していた、協会に所属する人々との繋がりも運良く得る事が出来た。 同行者の声掛けに応じてくれたのは、年若い青年たちと、色の白い少女だった。 彼らも何かそれぞれに求むる物があってここまで来たのであろう。 後の無い身ではあるが、縁あっての出会いだ。 私に出来る助力は惜しまずしていきたいと思う。 我ながら愛想のない顔面をしているものだから、今までの土地でもそうであった通り、 また野盗の類と間違われて追い立てられやしないかだとか、 女子供には、怖がられてしまうのではないか等と、多少不安でもあったが…… まあどうにかなるものだ。 このような場所まで単身訪れる人々なのだから、 その程度では物怖じしないというのも、あるのかもしれないが。 何にせよ、人付き合いのけして得意とは言えないこの身には、有難いことだ。 今こうやって筆を執って思い返すと、私のそれは、 人との交わりというものを軽んじてきた人生だったように思う。 己を鍛え、技を磨き、挑む。その繰り返し。 先を行く者、共に行く者、後から来る若い者たち、支えてくれる人々、声援、 それらとの交わりは当然大事なものであったが、 それでも、真に私が在ったのは、ただただ己との戦いの場だけであった。 こうして未知の国を流れ流れるようになってはじめて、 なんて贅沢な在りようだったかと痛感する。 若かったのだなとも思う。 なんというか……どうにも最近は感傷的でいけないな。 そう、これらを過去の話に終わらせるわけにはいかないのだ。 私はこのふざけた呪いを解いて、またあの場所に…………・　・・ (インクの蛇が数行を跨りのたうってから掠れて消えると、記述はここで終わっている。) .

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

ガハラは周辺を探索…………。

焼き貝を手に入れた！

ガハラは器用を訓練した。
ガハラは器用を訓練した。
ガハラは体力を訓練した。
ガハラは体力を訓練した。
ガハラは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定