シュナイダーとかいうオークの試験を終えたは良いが、問題は山積みだった。 当面の装備以外の物資の到着が遅れていることもあるが、何より、戦闘経験の一切ない私と李だけで海底探索に出ることにはやはり問題がある気がしたのだ。 私兵を投入することも考えたが、目撃者が多すぎては目的に支障が出る。少数のエージェントを雇うのも考えたが、やはり何かの拍子に口を割られては困る。我々と関わりの全くあり得ない、我々のことを一切知らない人間が理想だが、なまじ会社が大きくなりすぎた分、そんな人間などまず居ない。 協会の外には、我々の他にも試験を終えて出てきた人間が幾人か居たが、やがてそのうちの一人に目が行った。 アッシュグレイの髪に、海のような目をした若者だったが、見慣れない武器を手にしていた。 体格は小柄だが、立ち振舞などから少なくとも我々のような素人ではないのは見て取れた。 気になって声を掛けたところ、なんと異世界から来たという。なんでも向こうでは遺跡の探索を生業としていたとか。 名前はオトというらしい。 こちらの事情に疎く、探索自体の経験は十分。まさに今必要としている人材そのものだ。 渡りに船とばかりに交渉したところ、どうにも渋られる。 なにぶん彼女は異世界から来たのだ。こちらの金の価値が分からないこともあろうと、後日到着するリゾート船の使用権や、弾薬物資等の補給に困らないよう、我がグループ企業からの支援の約束もしておいた。 あとは手付に1000万(うち9割は最初の探索が終わってからだ。流石に実力が分からないうちに全額は渡せない)、あとは成功報酬と入手した財宝の1/3。総額では決して安くない買い物だが、今ある他の選択肢よりはずっと良い。 交渉は予想よりは難航したが、最終的にはしばらくの間で良ければ、と首を縦に振らせることが出来た。 まぁ、彼女もこちらの目的も何も分からないままでは判断しようがないだろう。今はこれで十分だ。 後は値段通りの働きを見せてくれればそれで良い。理想を言うならば、最後に元の世界に帰ってくれればなお良しだ。 李の意見を聞くことなく同行者を決めてしまったが、反対されたところでもっと良い選択肢を出せるとは思えないし、何よりまだアレに本当の目的を知られるわけにもいかないのだ。今回ばかりは我慢させることにする。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

イルミルピルミンドゥは周辺を探索…………。

シェルボックス（低）を手に入れた！

イルミルピルミンドゥはTGシェルボックス(低)を購入した。

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イルミルピルミンドゥはTGシェルボックス(低)を購入した。

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イルミルピルミンドゥはアイテムNo.3 ブレス と、アイテムNo.6 チャージ を合成！

イルミルピルミンドゥは精神を訓練した。
イルミルピルミンドゥは精神を訓練した。
イルミルピルミンドゥは精神を訓練した。
イルミルピルミンドゥは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
イルミルピルミンドゥは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

イルミルピルミンドゥはアイテムNo.5 マジックブラストを私有化！

目的の決定