葵
	「相変わらず魔女の異世界を飛ぶ力は不可解だ」

ＳｅｖｅｎＳｅａｓへと降り立った葵はまず最初にそう口にした。 葵も世界を行き来することは初めてではない。何せ、未来から来たアンドロイドという存在だ。 ２１世紀初頭の地球へ降り立ち、世界を救済するために幾世紀もの先から派遣されてきたのだ。 　そんな彼女をして、イリスの世界間移動の術は特殊以外の何物でもなかった。 一つにその移動は時間を無視する。つまり同じ世界であれ別の時間軸へと飛ぶことができるのだ。 　「戻るための時間座標を失いかねないから好んで使わない」ことや「下手に特異点に到達しかねない」といった、 懸念があるために封じているができないことはないという。 　もう一つが並行世界の移動だ。異なる法則、異なるルールで存在する世界へと旅立つことができる能力だ。 　そこがどれだけ過酷な世界であろうとも、ある程度の範囲であれば問題なく活動できる。 イリスと彼女を運んだ存在に対して「自分の世界の世界律を保持する」という力が働いているためと、 以前葵は説明を受けている。 　だが本来世界律、世界のルールとは世界そのものに付与されるものだ。 その上に生活する存在は形成されていく。世界律を保持するとは、言い換えれば自分が世界になるのと等しいのだ。 それを簡単にやってのけることに、葵は恐ろしさを感じていることを自覚した。 　無論、それは感情としての恐ろしさではない。自らの生存性に対する脅威度というべきものだ。 葵はイリスによって闇の力を見出された飼い犬のような存在だ。だが、上下関係はない。 なぜならイリスはそれを望んでいないからだ。 　だがそれでも距離をとってしまう。自らが機械の体という異形であるが、 隣にいる魔女はそれ以上に得体が知れない存在だからに他ならない。

	イリス
	「そう。——そうね。最初は私もそう思った。でも、すぐに慣れるわ」

	イリス
	「私自身である以上、変えられない。変えようがないものだからこそ慣れたのかも、だけれど」

逆に言えば葵はこの違和感がしばらく消えないといわれたようなものだ。 しかし同時に、葵はその発言が自分に言い聞かせているようにも聞こえていた。 感情を消した彼女にそこに感傷の念はない。ただただ疑問として、問う。

	葵
	「何故魔女は自分自身を語るのに悲しい顔をする？」

	イリス
	「……。」

	イリス
	「そう見えた？　狂犬ちゃん」

いつもの魔女の顔だ。余裕を称えた笑みが葵の目の前に存在する。 そう、ボクが知っている彼女はこういう人物のはずだと頷いた。 葵「否定（ネガティブ）。魔女は普段どおりだ」 イリス「そう。……さて、さっさと探索者がいそうなところに行きましょう」 葵「何故？」 イリス「決まってるじゃない。旅は多いほうが楽しいのよ。いろんな意味でね」

葵は理解できないといった風にしばし沈黙した後、歩き始めた魔女に従うようについていった。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《了》

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

闇葵と黒イリスは周辺を探索…………。

シェルボックス（低）を手に入れた！

闇葵と黒イリスはリングを購入した。

闇葵と黒イリスは麻痺を購入した。

闇葵と黒イリスはSSシェルボックス(低)を購入した。

闇葵と黒イリスはSSシェルボックス(低)を購入した。

闇葵と黒イリスはSSシェルボックス(低)を購入した。

闇葵と黒イリスは魔力を訓練した。
闇葵と黒イリスは魔力を訓練した。
闇葵と黒イリスは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
闇葵と黒イリスは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
闇葵と黒イリスは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

アビスクリスタル に 魔導力強化 を実行！
アビスクリスタル の 魔導攻撃力 を 3回強化した。

魔装武具＆改造学生服 に 魔導力強化 を実行！
魔装武具＆改造学生服 の 魔導攻撃力 を 3回強化した。

シェルボックス（低） に 強化 を実行しようとしたが、装備ではなかった。

スキルNo.2 マジックブラスト を改造しようとしたがアイテムNo.4 リング はチューンジェムではなかった。

目的の決定