んー？ここテリメイン、のー…セルリアン？

海底タンサクキョー会ってこっちー？ ザパリと海水から浜辺に姿を現したのは巨体のクワリィエルだ。 故郷の人魚に教えられた単語を忘れぬように復唱し、道行く人に無差別に尋ね回る。人から離れた姿に目を見開く者もいるが、もともと人魚種が多いためか物怖じせずに答えてくれるものが多い印象を受けた。 比較的人魚に近い姿のクワリィエルなら現地人にとっては『珍しい人魚種』程度に受け取ったようだ。 厳密には人魚種ではないがそれは些細なことであり、彼女にはそこまで考える知能は持っていなかった。 同業者なのか水着に武器を背負っている男性が海底探索協会の場所を教えてくれた。他の世界なら珍装束の彼もここテリメインなら一般的な探索者の一員としてふさわしい服装だ。 彼らの姿を見て徐々にテリメインにやってきたのだという実感が湧いてくる。指差しで教えられた建物に向かって、長い胴体を這って移動する。本来陸上での移動は不得手だがそんなことを気にも介さずに協会施設へと向かった。 知能が低いクワリィエルがテリメインに来るに当たって故郷の人魚に教えられたことは、海底探索協会にて探索者として登録することだった。 海底探索協会では探索者同士の衝突を禁止し、ルールを破った者には賞金がかけられる。クワリィエルの姿は人からかけ離れた者であり、彼女自身の思考や行動方針も幼稚で単純、人よりもモンスターとしての側面が強い。 少しでも他の探索者との軋轢を生まない為にも、探索者として登録を強く推したのだ。 人魚の苦労の甲斐があって何とかクワリィエルは彼女の言いつけ通り無闇に襲うことなく、探索海底協会の門戸をくぐった。 少し時間が進む。 新規探索者として登録が済んだところで、オーク教官シュナイダーが戦闘指導を申し出た。巨躯に相まって豚顔である為に厳つく見えるが、仕草や言葉遣いから今回の戦闘指導も新規探索者に対する気遣いなのだろうと受け取れる。 結果としてはロザリアネットに事前に渡されたチェーンジェムによって十全に力が出せない状態で、遠慮を知らないクワリィエルの攻撃を喰らい、膝をつく形となった。 戦闘指導はロザリアネットによるチェーンジェムの注意事項で締めくくられた。 もっとも幼稚なクワリィエルにはロザリアネットとシュナイダーの気遣いに気づかず、脂肪と筋肉、魚の半身を兼ね添えた教官の体の味はどんなものをかを想像することで頭が一杯だった。 上半身はオークという豚顔が特徴の魔物、下半身は大柄な上半身を支える為ボリューミーな魚の半身。 肉味だろうか、魚味だろうか

……じゅるり… そんなことに気を取られている間に彼らの話が終わり、セルリアンに広がる海での探索が始まろうとしていた。

仲間、必要。狩るの好き、狩られるのいやー とりあえず腹ごしらえも兼ねて近場の遺跡を探索したら、探索者の仲間を探しチームを組むことに決めた。 別れ際のロザリアネットとシュナイダーが海賊という探索者を狙う者達がいることを伝えてくれたし、遺跡の探索でも魔物が徒党を組むことがあるだろうし、クワリィエルよりも強い魔物も現れるだろう。 思考回路は幼稚ではあるが人の文化圏から離れた極海で育ってきた彼女は、厳しい自然界にその身を晒し、生き抜く為の術を経験と本能的に理解している。 探索者として登録する際にすれ違った人物や遠目に見た人物からチームを組む人物には既にアタリをつけている。 首から翡翠色のスキルストーンがはめ込まれた首飾りをさげ、待ちきれないと言った具合にクワリィエルは遺跡へ向かった。

セルリアンの最初のゴハンだー！ 好奇心と、食への探究心を掲げて………

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

クーは周辺を探索…………。

ナマコを手に入れた！

クーはブレスを購入した。

クーはSSシェルボックス(低)を購入した。

クーはSSシェルボックス(低)を購入した。

クーはSSシェルボックス(低)を購入した。

クーはTGシェルボックス(低)を購入した。

クーは体力を訓練した。
クーは体力を訓練した。
クーは精神を訓練した。
クーは精神を訓練した。
クーは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

クーはアイテムNo.5 ナマコを私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

クーはアイテムNo.6 ブレスを私有化！

スキルNo.1 マジックブラスト をアイテムNo.3 潜水病 で改造！
スキルNo.1 マジックブラスト に 潜水病 を付加！

マジックブラスト に 大音声 と名付けた！

目的の決定