無事実力テストも通過し、いよいよ本格的に探索が始まろうとしている。 他の探索者らしき人も多く見かけるようになった。どうやらなかなかにイロモノ揃いであることは、間違いないようだ。

「まぁ、だからと言ってどうなるわけでもなし。うちのパーティーだって十分普通ではないもんね……」 そう呟きながら、先ほど合流した仲間を見やる。精霊（噂、という概念自体から生まれたらしい）と、小動物（げっ歯類のようなもの？）の二人。探索解禁の前に、近くの酒場で他の探索者と冒険したこともあったが、それにも負けず劣らずといった感じだ。 もしかすると、人間の方が珍しいんじゃないのか。そんな風にも思ってしまう程には、未知に溢れていると言っても過言では無いだろう。潮の噂によれば、うに、なんてものまで探索者だとか……まさかとは思うけれど、絶対無いとは言いきれないのがテリメインだ。 なんだかんだですぐに適応し始めている自分も、似たようなものなのかとも思わなくもないかれど。 そんな由無し事を考えていると些細な悩みは海の藻屑のように感じる。

「不安も、無いわけじゃないけど。内の小さな世界に閉じこもってあれやこれやするだけなのも勿体ないよね。だって世界は、こんなにも面白い」 そう。もう昔とは違う。自分の力で何かを成せる。きっとそうだ。 そんな事を自分に言い聞かせながら二人のもとに向かう。

「お待たせ。それじゃ、行こうか」 お気楽冒険トリオの旅が今、幕を開ける……

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

悠は周辺を探索…………。

焼き貝を手に入れた！

悠はSSシェルボックス(低)を購入した。

悠は精神を訓練した。
悠は魔力を訓練した。
悠は精神を訓練した。
悠は精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
悠は精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

ファントムジェム に 魔導力強化 を実行！
ファントムジェム の 魔導攻撃力 を 3回強化した。

水辺のセーラー に 魔防力強化 を実行！
水辺のセーラー の 魔導防御力 を 3回強化した。

悠はアイテムNo.3 マジックアローを私有化！

目的の決定