【十の月　三十の日】 試験は豚魚が勝手に窒息したせいで戦闘の練習にもならなかった。 とはいえ、課題は見えたのでよしとしたい。 即ち、回避力がまったく足りない。周囲が水のせいか？ 豚魚の攻撃が丁度3回。その全てが直撃だ。 我が水の世界に慣れていないのもあるだろうが……屈辱的だな。 それで、今度は2週間ほど待たされるらしい。 手続きだのなんだのと、面倒な事だ。もう別の世界を目指すべきだろうか？ この調子では身体がぷるぷるではなくぶよぶよになってしまうな。 ———————— シェントは退屈を覚えているようだ……。 大きく欠伸をする度、舌先に装着されたスキルストーンが鈍く輝いた。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

シェントは周辺を探索…………。

焼き魚を手に入れた！

シェントはスイムアップを購入した。

シェントは敏捷を訓練した。
シェントは敏捷を訓練した。
シェントは器用を訓練した。
シェントは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
シェントは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

シェントはアイテムNo.5 焼き魚を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

スキルNo.3 を改造しようとしたがそのスキルは所持していない。

目的の決定