…状況を整理すれば，最も急を要するのは医薬品や医療従事者の確保。 次いで，外部と連絡を取る手段の確保。 可能であれば，修理のために必要な物資や人員の確保。 我々が居る場所がどこなのかさえ分からない以上，そのいずれも困難を極めるだろう。 帝国領でない以上，敵性勢力圏内である可能性さえある。 「…ライアン中尉，動けそうな乗員は何名だ？」 戦死した副官の代理を務める士官は不慣れな様子で資料をめくっている。 彼の顔色が蒼白なのは，疲労のせいばかりではあるまい。 「無傷の将兵は私を含め２９名ですが，融合炉の冷却装置修理を最優先で行っています。」 「それでいい，海兵を乗せていたわけでもないからな。外部との連絡手段を探す役目は，手の空いている私が負うべきだろう。」 「何を仰いますか。艦長がこの艦を離れては，誰が指揮を執るというのですか。 　それに，軍紀に照らし合わせれば，艦の喪失を宣言しない限り艦長は艦を離れてはならぬということになっています。」 軍紀などがこの状況でどんな意味をもつというのか。 恐らく，中尉は上官を説得するにほかの言葉を見いだせなかったに過ぎないのだろう。 「この状況では指揮も何も無いだろう。現場を統率するに関して，下士官たちは私よりもよほど有能だ。 　それぞれの現場がそれぞれに対応しているうちに，私は私にできることを，やっておこうと思ってな。」 「そこまで仰るのなら，これ以上何も申し上げません。この通り，本艦は喪失したに等しい状況ですから。」 「いや，待て…そう結論を急ぐ必要はない。この艦はまだ生きている。」 こんな時だからこそ，形の上とは言え，絶望を強めるような選択肢は取りたくない。 この状況に於いても懸命に艦を修理し，光を見出そうとしている乗員たちが，まだ居るのだから。 「艦長として命令する，全員に３時間の休憩を取らせろ。 　同時に私の名で通達，『野良猫に艦長代理の任を与える。休憩中に野良猫を艦橋までお連れした者には，褒美は食糧庫から思うままだ。』と。」 必要なのは規則や軍紀よりも，それを皮肉るユーモアだろう。 かくして数時間後，ねこ艦長代理が爆誕しフォーレイト艦長は晴れて自由の身となるのである。 「ねこ艦長代理に敬礼。」 「にゃー。」

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

（あなた）は、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。

——辺りは穏やかな潮の流れと、ちらほら入る光で暖かい。
まだまだ遺跡は先へ続いている……。

ゼクスは周辺を探索…………。

海ブドウを手に入れた！

ゼクスはSSシェルボックス(低)を購入した。

ゼクスはSSシェルボックス(低)を購入した。

ゼクスはSSシェルボックス(低)を購入した。

ゼクスはSSシェルボックス(低)を購入した。

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ゼクスは体力を訓練した。
ゼクスは体力を訓練した。
ゼクスは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ゼクスは体力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
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目的の決定