目を覚ました時はデッキにいた。いつ眠ったのか見当がつかない。 ぱっと見たところ、先ほどまで航行していた海と同じようにも見える。霧もそのままのようだが、計器にはおかしなところがたくさんある。 まずGPSが衛星を捕まえない。故障かと思い携帯やほかの機器でも試したが同じ結果だ。 そして方位磁石などもどうやら機能していないようだった。 「クリス。クリスティアナ。起きろ。」 俺が気を失ったと思われる直前までは、同じくデッキにいたはずのクリスは、不思議なことに船室で寝ていた。 「ん……うーん…」 ゆっくりと目を開けると、二、三度めをこする。 「…あら、紘介…わたくしの寝室に忍び込むなんてようやくその気になっ　ぶえっ！」 枕を投げつける。まだ寝ているようだ。 「もう…つれないですわ。……何かありました？」 「なるほど……」 状況を伝えると、クリスは腕を組んで何ごとか考えている。 「まだ霧が晴れていないからどうとも言えないが、船の機関も止まっているし、かなり流されたとか…」 「それにしてもGPSが機能しないってことはありませんわ。衛星電話も使えませんし…。 　………やはり、バミューダトライアングルの怪異に違いありませんわ！」 またはじまった。クリスはこの手のオカルトに目がないのだ。バミューダがどんなところであるのかと一人気をあげる彼女はひとまず置いておいておくとして… 「そういえば鈴木さんの姿が見えないな…船室のどこかにいるのか？」 「はっ、そうですわセバスチャン、どこかしら。」 「鈴木さんな。」 鈴木さんはクリスのお付きの執事だ。この旅にも特別に同行を許された初老の男性だが、目覚めてから見かけていない。 乗組員に対して相当不似合な船内をくまなく探すも、鈴木さんの姿はなかった。 「いったいどこへ…。俺とお前だけだと船も動かせないな。」 「わたくし、船舶免許はありますわよ。」 「いつ取ったんだよ。それにそういう問題じゃない。動かせたとしても方角もわからないし…」 船の機関は何とか始動した。日が暮れて空に星が瞬く……が、星図と照らし合わせてもどうも違っているようだ。 （日付が違うか…それとも場所の問題か…いやでもまだ１日と経っていないはずだ） 「紘介！紘介ー、あちらをご覧になって！」 デッキにあがっていたクリスが声をあげ、その方向をみると、小さく光が点灯している。 「光…か、霧でよく見えないけど…」 「おそらく灯台じゃないかしら。」 「灯台？俺たち大西洋のど真ん中にいたんじゃなかったか？」 「寝てる間に相当流されたのかも。とにかくこうしていても仕方ありませんわ。」 言うが早いかクリスは手際よく船をゆっくり動かし始めた。 ・・・ 唖然としている。 灯台の近くには港らしい施設があった。ちょうど陸の影になっていて光が見えなかったようだった。 停泊の許可はどうやって得ればいいのか分からずにいると、クリスは器用に波止場に接岸した。 水着のままで降りようとするクリスに無理矢理シャツを着せ、船を下りる。 久々の陸地だが、そこは先日まで停泊していたフロリダ半島の街とはまったく似ても似つかない。 というか、ちらほら見かける人影らしきものはよく見ると… 「見てみて紘介！わたくしこんな作りの建物を見たの初めてですわ！」 「あ、ほら見て紘介、今日はハロウィンだったかしら。まるで本物の半魚人ですわ。あちらにはほら…………どうかしまして？」 「いや……とにかくここがどこだか確認しよう。」 「ではあの方に聞いてみましょう！excuse me?」 「まった！ちょっと待った。俺が話すから、お前はさがってろ」 作り物とは思えない仮装の人に声をかけるクリスを止める。まだここの人達が友好的かどうかも分からない。 とりあえず英語で声をかけてみる、が要領を得ないというか、何を言っているのかわからない。身振り手振りを交えてみるが、伝わっているとは思えない。 頭を抱えていると、半魚人（の仮装の人）は手をポンとうつと鞄から石を取り出した。持ってみろということらしい。 「あー、これで伝わるか。あんたら外から来た人かい？それならその奥の、「海底探索協会」に行ってみな。 　連中普段は何もしないんだから、こういう時にはぞんぶんに頼らにゃな。」 石を持った瞬間に何を言っているのかが分かった。 「さ、さっきまで全然何を言ってるか分からなかったんですが、この石は？」 「ん？なんだそれもしらないのか。まぁ協会で説明されるだろうから。受付の奴はに聞いてくれ。俺は忙しいんだ。それはやるから。どうせクズ石だからな」 半魚人（の仮装の人）は踵を返すとそそくさと退散していく。 「紘介？どうなさったの？」 「いや…お前あの人の言葉分かったか？」 「んー…英語ではなさそうでしたわね。フランス語でもなかったし、ちょっと分かりませんでしたわ。」 「そうだよな…」 さっきの彼に教えられた建物はすぐに見つかった。見たことがない文字だったが、なぜだかそこが「海底探索協会」であることが分かった。 扉を開けると、受付には桃色の髪をした女性が座っている。 「ようこそ海底探索協会へ。」

《海底探索協会》

《海底探索協会》

紘介は周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

紘介はクロールを購入した。

紘介はゴーグルを購入した。

紘介はTGシェルボックス(低)を購入した。

紘介はTGシェルボックス(低)を購入した。

紘介は体力を訓練した。
紘介は体力を訓練した。
紘介は体力を訓練した。
紘介は敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
紘介は敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

耐水グローブ に 攻撃力強化 を実行！
耐水グローブ の 物理攻撃力 を 2回強化した。

耐水グローブ に 攻撃力強化 を実行！
耐水グローブの強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

特殊ウェットスーツ に 防御力強化 を実行！
特殊ウェットスーツ の 物理防御力 を 2回強化した。

紘介はアイテムNo.3 クロールを私有化！

紘介はアイテムNo.4 ゴーグルを私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

紘介はアイテムNo.5 【自SP○%以上】を私有化しようとしたがスキルストーンではなかった。

目的の決定