連日探索者たちが列を成す、海底探索協会の窓口。そこに座る人魚の受付嬢は、変わらぬ笑顔で新たな登録者の案内をしている。 今回の登録者は、とある探索者の引き連れる甲殻類の生物——『デルセラム』と記帳されている——だ。立ち上がった時の高さは、人間と同じ程。 非常におとなしく、知性があるのか、受付嬢の言葉を理解して動いているようにも見えた。 彼と一通りの手続きを終えた後に現れたのは、実力テストを受け持つマリンオークである。 探索協会へと登録を行う以上は、その力を確かめねばならない。本当に探索者なのか、それとも使い魔の類なのか……そのようなことに関係なく、自衛のための力は必要である。 力を見せてみろと言い、構えを取るマリンオーク。デルセラムはその言葉を受け、承知したとばかりに両の爪を掲げた。 ……………… 遡ること、数日。 人々が『テリメイン』と呼ぶ未開の地。海と遺跡しかないと言われるその地にも当然、様々な動植物が生息している。 ろくに調査の及んでいない海の中、岸壁と形容出来るほどの傾斜を持つ海底の一角。そこに開いた横穴から、名もなき一体の生物がその体を覗かせた。 突然変異体であるそれには今、ひとつ気になることがあった。静かであった地上が、俄かに騒がしくなっているのだ。 これまでにも、似たようなことは何度かあったが……今回はひどく、長い。それに収まる様子を見せないばかりか、大きくなっていくようだ。 一度意識してしまえば、常に思考の隅にちらついて離れない。本能の囁きに従い、それは地上の様子を見に行くことにした。 それで終わりの筈だった。 差し出された手は、世界への誘い。それを拒否することは、目覚めた本能……好奇心が許さなかった。 今や世界とは、美味の山と同じであった。我慢する理由は、何一つなかった。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

セラムは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

セラムは重盾を購入した。

セラムはSSシェルボックス(低)を購入した。

セラムはSSシェルボックス(低)を購入した。

セラムは体力を訓練した。
セラムは体力を訓練した。
セラムは体力を訓練した。
セラムは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
セラムは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定