《テリメイン》——そう呼ばれる未開の地域がある。 　海と遺跡しかないその未開の地域は、長い間調査されずにいた……　らしい。 　らしいというのは、今ある世界の歴史書を紐解いてみても《テリメイン》と呼ばれる地域の記述はどこにもなく、まるでこの世界に突如接続され現れたような、そんな謎に包まれた地域なのだ。 　その未開の地域《テリメイン》をこれから探索してみないか？ 　そんな誘いが長い耳の長命種が住まう森に、そこに滞在している最年少の魔術師を名乗る少女に届けられたのは、森が紅葉で彩られる秋口のことであった。

「わわ、海と遺跡しかない!?　こんな面白そうな地域、この世界に存在したのですね」

「未開の遺跡を調査……　なにやら色々なものがありそうですね。　とっても楽しそう！」

手紙を読んで未開の地の情景を脳内に思い描き、わくわくとした表情を浮かべるこの少女の名前はリリー。　一房に纏めた金髪に翠色の瞳、幼さの残る表情と細めでなだらかな体つきで、耳が長めで尖っているのが特徴的だ。 森と大地のような色の服に少々短めのスカート部、黒のニーハイっぽいものと茶の長めなブーツを身に纏い、先端に宝石のようなものが填められている長めの杖を身体に抱くようにして座っている。

「……でも、海中の探索となると、水着が必要になるのかな？」

「昔いた所ならともかく、今ではかわいい水着を手に入れるの難しそう……　ですね」

リリーがいるこの地域は、時代でいうと中世中盤以降ルネサンス期以前といったところだろうか。 蒸気機関や活版印刷という便利なものは発明されてなく、もちろん銃やロケットランチャーといった兵器も存在しない。 機械の代わりに各種魔法といったものは存在するが、多くのものが戦いのために最適化されていったため、生活に潤いを与えるようなものはまだまだ少ない……　と、そんな時代を生きていた。

「んん……　『スキルストーン』というものが配布されていて、それがあれば水着がなくても水中を不自由なく動ける、のかな？」

「あーでも、せっかくだしかわいい水着で探索してみたかったですね。　ちょっとざんねん」

「——というわけで、とっても久しぶりの冒険に行ってみましょう！」

こうしてすっかり探索に行く気になったリリーは『ちょっとテリメインという所に行ってきます。 探さないでください』という置き手紙を残し、その日のうちに荷物をまとめ旅立って行くのであった。 ——次の日、置き手紙を見た森の住人たちが頭を抱え、連れ帰ろうと捜索を始めたのはまた別の話。 　魔術師を名乗る少女リリーの新しい冒険がいま始まる——

《海底探索協会》

《海底探索協会》

リリーは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

リリーはマジックブラストを購入した。

リリーはTGシェルボックス(低)を購入した。

リリーはTGシェルボックス(低)を購入した。

リリーは魔力を訓練した。
リリーは魔力を訓練した。
リリーは魔力を訓練した。
リリーは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
リリーは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定