「・・・素晴らしい、『街』とはこういうものか・・・！」 普通であったら何気ない街の風景であったが彼女は生まれて初めて見る光景。 行き交う人々、様々な喧噪、活気のある店の並びを見るだけでも新鮮であった。 「凄い・・・この様なもの、どの本にも載っていなかったぞ！」 見るものすべてに目を奪われ、眼を輝かせ、時間を忘れるほどに眺めていた。 幾多の店を周った後、彼女が街を探索していると特に目の引く怪しげな店があった。 その店先には何かを象った像、何やら高貴そうな人物の絵画などがある。 「これは・・・本で見たことがある。『ウキヨエ』というやつか。実物は初めてみたな・・・」 店の奥の方で声が聞こえる。 『・・・で、これが履くことで背が伸びるようになる靴だ。』 「ほんと！？すごーい！！！」 どうやら先客がいた様だ。彼女もその話声に釣られ声のする方向へ行ってみた。 「おや、いらっしゃい。『魔法の万屋』へようこそ。」 そこには風貌からして怪しげな店主とサラサと同じく見るものすべてに目を輝かせてみている少女がいた。 「二人とも、この町の者ではないようだね。ではこちらはどうだろう・・・」 そういうと、怪しげな店主は一枚の地図を取り出した。 「これはね、『宝の地図』だよ。お嬢ちゃんたちが一番ほしいものが見つかるようになっている魔力がかかっているんだ。」 「なんと！それは是非とも売っていただきたい・・・！」 一族の求める財宝を見つけるためにこの町に来た彼女にとっては何とも手に入れたい一品。 隣の少女も特に欲しがっている様だ。 商品としてはとても怪しいものだが。 値段を聞くとそれなりに高い金額を出されたが、今ある所持金でなんとか買えそうだ。 しかし、これを買ってしまうとその後の探索でもかなり苦労をさせられるだろう。 買おうか悩んでいるとその後ろから違う少女の声がした。 「あの・・・それ、嘘ですよね？」 店にいた三人は振り返る。そこには眼鏡をかけた一部が豊満な少女が立っていた。 「それ、魔力なんてかかってませんよね・・・？その地図から全然感じられませんけど・・・」 「えっ！！？もしかしてだまそうとしてたの！？」 「・・・いや、そんなことは・・・・」 「というか、ここにある商品からは何も魔力は感じられません・・・」 「貴様、どういうことか説明してもらおうか？」 「・・・・すまねえな、今日は、店じまいだ。」 三人で問い詰めようとしたところ、怪しげな店主は何かを懐から取り出し、足元に投げた。 「なっ・・・！」 するとその物から強い光が発せられ、視界を奪われた。 視力が回復すると、その店主はその場所から消えていた。 「くっ・・・目くらましか、あの者、『エチゴヤ』だったか・・・！」 「でも、ありがとう！もう少しでだまされるところだったよ！！！」 「えっ、いや私はそんなお礼を言われることなんて・・・」 「いや、私たちを救ってくれたも同然だ。感謝する。」 その後、眼鏡の少女は照れながらも一礼してそそくさとこの店を離れた。 サラサもそろそろ、『協会』というところにいかねば、とその怪しげな店を後にした。 その後、彼女達が奇遇にもその『協会』でばったり会い、共に冒険をす

《海底探索協会》

《海底探索協会》

サラサは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

サラサはSSシェルボックス(低)を購入した。

サラサはTGシェルボックス(低)を購入した。

サラサは体力を訓練した。
サラサは体力を訓練した。
サラサは体力を訓練した。
サラサは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
サラサは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定