窓から注ぐ月明かりが、私の顔を照らしていた。 　ベッドに入って目を閉じたものの、全然眠気が来ない。 　何かイベントがある前の夜は、いつもこうだ。子供の頃の遠足しかり、休日に友達と遊びに行く日しかり。 　子供の頃から変わってないと、両親からは今でも言われる。１９にもなって子供みたいだ、と。失礼な話だけど、その通りだ。 　だけどそれだけ楽しみなんだろう。子供の頃の遠足も、休日の友達との約束も。 　そして明日から行う探検も。 　大きな大きなあくびをしてから、瞼を閉じる。眠気はあるのに眠れないから困りものだ。 　どれだけ長い時間そうしていたのか。 　いつの間にか眠っていて、窓から注ぐ朝日で、ぱちりと目を覚ました。 　あぁうん。眠い。 　イベント事に思う『大して寝てないなぁ』という感想を今回も抱きながら、ベッドから降りて部屋を出た。 　顔を洗う。鏡に映った顔は、目元がやっぱり寝不足気味だ。 「じゃあ、いってくるね」 「ええ。いってらっしゃい」 　お母さんに見送られて家を出る。まるで友達の家にでも行くかのような軽装っぷりだ。というか、大した荷物は持ってない。ナイフと食料、それに雑貨がいくつか。そもそも冒険なんて個人でやったことはない。すべて１から用意しなくてはいけないのだ。あれこれ用意するには、資金不足甚だしかった。 　学校の課外授業でやった時は、色々と支給されたから楽だったなぁ、なんて思いに耽りつつも目的地へと足を運び、２０分ほど歩くとその建物へと到着した。 　海底探索協会。 　掲げられた看板にはそう書かれている。 「————」 　思わず息を飲んだ。 　らしくない。こんなことで緊張してるなんて。 「……よし」 　止まっていた足を動かす。ここで止まっているわけにはいかないのだ。 　私は扉を開けて、受付へと向かった。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

アリーシャは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

アリーシャは魔力を訓練した。
アリーシャは魔力を訓練した。
アリーシャは魔力を訓練した。
アリーシャは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
アリーシャは魔力を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定