Seven Seas
-DAY2-

line1
潜航日誌
line3
line

Icon なつき
「ねーテオドール、海だよ、海! みーんな沈んでて、海ばっかりの世界あったー!

 白浜魚月(しらはまなつき)は窓から顔を出すなり、第一声にそれを叫んだ。久々に名前を呼ばれた気がする。彼女はいつも「鳥の巣頭」だの「クズ銀髪」だのおかしな蔑称を使って僕の名をまともに口にしないのだ。恐らくは機嫌が良いのだろう。
 前後に会話は無く、ついでに数日顔を合わせていない。拠点として借りた宿の部屋だって二階なのに窓からお構い無しに彼女は現れた。会話開始の合図としては唐突も唐突で、新しい魔術式の考案と簡略化に勤しんでいた僕は正直厄介な酔っ払いに絡まれた心地がする。
 此方など欠片も気に掛ける様子は無く、宙を泳ぐ鮫に跨ったまま部屋に上がり込む。やはり、窓から。召喚術師の彼女は仲間の力を駆使して入口から入る手間を見事省いたのだ。なんて物臭なのだろう。

Icon テオドール
「海に沈んだ世界への入口を見つけた、という事かな

 一応尋ねるとなつきはふんふん頷く。この世界には時折世界を渡る現象が観測され、入口となる門が管理されてなければ自由に行き来することができる。
 例えば家のクローゼット。例えば古びた本の一ページ。曇天から差し込んだ光の柱。局所的に咲いた花畑。法則性は見出されておらず、世界を渡る条件や適合者が絞られるケースも多いため、経験談や伝記による話が主体となる。
 噂を知る者こそあれど信憑性は薄く、眉唾ものの伝説として魔術研究家が首が曲がるほど頭を悩ませている。興味深くはあるが、解明されたらされたで面倒そうだ。権力者による入場規制だとか技術や物資の輸出入だとか無粋に騒ぎ出すのだろうと思うと公共所有物にはされて欲しくない。
 僕自身は、入口がある事を確かに知っている。そして目の前の彼女も知っているのだ。

Icon なつき
「海の世界への入口だよー、地中で海と繋がってる小さい湖をね、昨日の夜じーっと見てたら行けたんだ。海の中潜り放題なんだよー

 今回見つけた門は、海に沈む世界への入口らしい。
 彼女は海がとても好きなのだ。得意の召喚術で呼び出す連中も海で知り合った不思議な魚が多い。
 いつもはやる気が無くぼんやりしている少女の瞳は海に覆われた世界への期待を事外に主張している。つやつやと煌めいていて、普段の面倒くさがりな彼女からは想像出来ない。
 しかし僕には関係ない。

Icon テオドール
「それで?

Icon なつき
「なんと海中には沈んだ遺跡がわんさかあって、向こうの海底探索者協会ってトコがそこへの探索者を募集中なんだよー! 海底遺跡にはお宝や忘れられた魔術が眠ってるって噂だねー

 興味なさげな返事にも、魚月にしては丁寧に説明した。情報を記憶する頭はまだ無事に保てているようだ。普段より魅力を伝えようと一生懸命になってるように感じるのは海への興味故なのだろうか。

Icon テオドール
「君はいくつ協会に所属するつもりなんだ

Icon なつき
「前のとこの話? 今は活動してないもんねー

 確かこの少女は前にも別の世界で冒険者が集う協会へ所属していたのだ。世間知らずが一人で申請できた点については立派なものだと思う。無計画に各地の組織に加わる点は褒められたものではないが。

Icon テオドール
「妙な詐欺に引っ掛かったのではないかね? 人である以上、海で永く活動することはできない。君も自分で言っていただろう

Icon なつき
「スキルストーンって言って、向こうでは海中探索補助の石が支給されるんだよ。酸素が補給されたり海の中でも上手く動き回れちゃうんだなぁ、これが。だから、ね? こっちからの魔法は持ち込めないらしいんだけどさー

Icon テオドール
「ね? じゃない。自分の魔法が持ち込めないのなら、召喚術師の君は誰も喚べず一人でどう生き抜くのかな

 背後の鮫を指で差してやる。すると彼女はにやっと不敵に笑った。

Icon なつき
「もうスキルストーン使った代用方法見つけたっつーの! 石にも種類が色々あるんだよ。いつもよりは小さい皆しか呼べないんだけどさ、意外と何とかなるもんだねー

 用意周到なことで、なつきはどうだと舌を出して小馬鹿にしている。勝手の違う世界で応用法を見つけ出す能力は才能なのかもしれない。

Icon テオドール
「どうぞ、ご勝手に

Icon なつき
「いえーい暫く居ないからよろしくー!

 言うが否や、なつきは鮫の召喚獣、次郎に跨ると勢い良く飛び出して行った。まるでバカンス気分だ。……そもそも、駄目と言おうが無視しようが彼女は勝手に行くのだろう。その癖わざわざ僕の元を訪れたのは何のあてつけだろうか。
 嵐が去り静けさを取り戻した部屋に、新たに足音が近づく。

Icon ラント
「いつもああなの? あいつ

 訝しげに部屋に入ってきたのはラント少年だった。彼は齢10歳にして僕の研究の手伝いをしてくれている身分で、言うなれば運命共同体だ。

Icon テオドール
「まあね。その内帰ってくるだろうから、放っておきたまえよ

Icon ラント
「……放っておいちゃうんだ。あいつは仲間じゃないの?

Icon テオドール
「今は敵ではない。が、味方と呼ぶには……。仲はどちらかと言えば悪い。付き合いは長いがね、惰性のようなものさ

Icon ラント
「何だ、それ

 納得いかないらしく、ラント少年は嘆息する。事実、どちらとも言い切れないような仲なのだ。付き合いだけは長く、彼女も僕も互いの昔を知っている。が、今それは重要な話ではない。
 なつきが去った窓の外を見遣り、僕は魔術書の山に向き直る。


Icon ラント
「……あと、あいつ何で水着で彷徨いてるの?

Icon テオドール
「最初から出掛ける気しか無かったという事だろうね

 彼女が帰還するのはどれだけ先になるやら。冒険と名がつくからには、ただの旅行では済まないだろうに。
line

line1
パーティメッセージ
line3
line
メッセージはありません。
line

line1
メッセージ
line3
line
PNo.316 紅殻戦士ザリガイザー
からのメッセージ:
近くで話し声が聞こえる……
Icon ザリガニ
「しかしこんな海ン中だとさ、危険な生き物とかいつ出てきてもおかしくないよな」
Icon 女の子
「鮫とかね」
Icon ザリガニ
「こっえー」

PNo.330 まいなぁ一行
からのメッセージ:
Icon まいなぁ
「ボトルシップメッセージを直接手にもって!」
Icon ダーク
「会いに行く……。」
Icon まいなぁ
「というわけで突撃となりのダイレクトボトルシップメッセーージ!」
赤いバンダナの子供と黒いコートを着た少年が、いきなりあなたに近づいてくるだろう…。

PNo.1115 トラン・ジェドロ
からのメッセージ:
Icon トラン・ジェドロ
「おっ、かわいいサメちゃんに囲まれてんな!
うらやましいぜ!!」
line

line1
ボトルシップメッセージ
line3
line
PNo.515 藜 八代
からのボトルシップメッセージ:
[小さなボトルに、淡く光る石の欠片と小さなメモ紙が一つ]
line

line1
参加コミュニティ
line3
line
参加コミュニティはありません。
line

line1
イベント
line3
line
《海底探索協会》
line

Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
line

line1
通常戦闘
line3
line
Icon なつき
「そんじゃいくよー?」


Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

line

line1
戦闘開始!
line3
line
なつき(前)
HP
256/256
HPHPHP
MP
62/62
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
line

line
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
line

line1
ターン1
line3
line
なつき(前)
HP
256/256
HPHPHP
MP
62/62
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
line

line


line

オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
なつきに27のダメージ!


line

なつきの行動!
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに50のダメージ!
line

line1
ターン2
line3
line
なつき(前)
HP
229/256
HPHPHPHP
MP
52/62
MPMPMPMP
SP
95/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
165/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
line

line


line

オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
なつきに35のダメージ!


line

なつきの行動!
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに63のダメージ!
line

line1
ターン3
line3
line
なつき(前)
HP
194/256
HPHPHPHP
MP
42/62
MPMPMPMP
SP
90/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
92/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
line

line
Icon オーク・M・シュナイダー
「いいぞ、なかなかやるではないか」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


line

オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
なつきに37のダメージ!


line

なつきの行動!
マジックアロー!No.1 マジックアロー
オーク・M・シュナイダーに50のダメージ!


line

オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
line



探索者No.353は勝利した!
なつきはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon なつき
「今日はあたしの勝ちって事で!」

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

line1
終了時
line3
line
なつき(前)
HP
157/256
HPHPHPHP
MP
32/62
MPMPMPMP
SP
85/100
SPSPSPSP
line

line1
イベント
line3
line
《海底探索協会》
line

Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
line

line1
アイテムの探索
line3
line
なつきは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
line

line1
line3
line

なつきは魔力を訓練した。
なつきは魔力を訓練した。
なつきは敏捷を訓練した。
なつきは器用を訓練した。
なつきは精神を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

line
line


line1
目的の決定
line3
line

目的の決定
line

PNo.353 なつき
は目的:バカンスするを選択!


目的:バカンスするに決定!

line

line1
次回予告
line3
line
探索者No.353 ビーチの魔物たち
PNo.353 白浜 魚月 VS くらげ
line

PNo.353 白浜 魚月
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 なつき
種族 人間だと思う
性別 女性
外見年齢 発育の良いJK
白浜 魚月(しらはま なつき)

「んはは、もっと気楽に生きればいいのにー」
「鮫だよー、さめさめー」

他世界からテリメインの入口を見つけて「海に潜れる!」とバカンス気分で遊びに来た召喚術師。
召喚される従者には鮫が多い。

この世界では自世界の召喚術がそのまま使えない為、スキルストーンの応用によって従者達の姿を顕現させている。
しかし世界の理が違うため術の仕様もまた変わり、ミニサイズでしか召喚できない。


自由奔放で細かい事は気にしない性格。
子どもっぽく、面倒くさがりで享楽的。
また、自分に正直のようで大事なことはなかなか伝えない天邪鬼。



好きなものは鮫と海とマンゴープリン。
嫌いなものは媚びる姿勢。それと昔の自分。

嘗てはサーカス団に幽閉されていた見世物だったが、外へ連れ出されてからも真っ当とは言い難い道を歩いてきた。
それ故か時々当たり前のことを知らず、大胆で容赦の無い行動を躊躇せず行う。
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 主の証 武器 10
装備中
┗魔導石 攻撃力↓
2 何らかの加護を受けたらしい水着 防具 10
装備中
┗探索用水着 防御力↓ 回避力↑
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 マジックアロー 0 10 0 3 4 通常時
┗マジックアロー 敵:魔導攻撃
2 ブレス 0 10 0 3 - 味SP50%以下
┗ブレス 味:SP回復

データ
目的 バカンスする
MHP 279
MMP 71
MSP 100 SP あり
体力 100 魔力 176
敏捷 110 精神 101
器用 57
PLV 125
EXP 53 TP 11
SC 600
パーティメンバー
*単独行動中*
353
 
アイコン
0 1 2 3 4
353
353
353
353
353
5 6 7 8 9
353
353
353
353
デフォルト
リンクリスト
PL名:スズ