Seven Seas
-DAY2-

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潜航日誌
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『エンリケタ・トラモンターナの手記』
——グローボ新大陸歴16年9月某日

 故郷のフエゴ・アルカナルを出て、エステラはポルトノヴァの港で働き始めて2年。ようやく、あたしもいっぱしの「港の冒険者」としてやっていけるようになった、気がする。
 この旅はあたしの力を試す、自分の人生を自分の力でで切り開くための試練なのかもしれない。

 20年くらい前の「大戦」でフエゴが東の獣人族——百尾(コーダ)人の「連合」に加わってから、あたしたちフエゴのリザードマンは泳ぎが得意なのを買われて、船乗りや漁師、港の水先人として大陸のあちこちで活躍してる。
 ……というと聞こえはいいけど、ほんとのところ「大戦」の最初に連合に負け、その後の戦争でも戦場になって国が荒れ果ててしまったせいで出稼ぎに来てる、というのだから、あんまり胸を張れる事じゃないかも。

 「大戦」の時、あたしが生まれる頃、故郷の村はオーク戦争の最前線だったらしい。ゾンビ化したオークと、瘴気が押し寄せるなか、おやじは身重の母さんを連れ、命からがらなんとか村から逃げ出したらしい。
 その時、居合わせた獣人族の冒険者に助けられたのだそうだ。両親は感謝の証として、その人にちなんだ名前を生まれてくる子供に付けることにした。で、それがあたしというわけ。

 物心ついたころには戦争も終わり、村に帰って暮らしていたけど、壊れた建物の残骸や、運河が決壊して集落を呑み込んで出来た大きな湖、焼け焦げた木が立ち並ぶ森——村のそこらじゅうに激しい戦いの爪痕が残ってたのを覚えてる。
 両親や村の大人たちは必死に働いて、村を立て直そうと頑張ってたし、あたしもそれを手伝っていた。けど、暮らしはなかなか良くはならなかった。あたしの村だけじゃなく、フエゴの国全体がそんな感じだった。
 そういうわけで、諸人こぞって戦争の被害が少なかった東の方へ出稼ぎに行く、ということになったのだ。
 あたしも大人になると、家の暮らしが少しでも良くなればという名目と、先の見えない村での暮らしへの不満から、村を出る事にした。

 あたしが働くことになったのは東の獣人族の国、エステラのポルトノヴァ。南の大洋に面した世界でも有数の大きな港で、大陸の各地はもちろん、南方大陸、東洋からの船も出入りする賑やかな港町だ。そしてあたしの仕事は、港の中で船を案内する水先人や、港の警備をする「港の冒険者」だった。
 実家が川の渡し守をしていたから、水辺や船の事は知っているつもりだったけど、なにせ川の渡し船と外洋用の大型船は全く別物だし、なにより海の水が塩辛いことに驚いた。
 まさに井の中のナントカ、それまでの経験や知識は全く役に立たなかったのだ。おかげで最初はずいぶんと心細い思いをしたっけ。

 幸いに泳ぎと体力には自信があったのと、港で出会った人たち—所属するギルド、「ポルトノヴァ水先人組合」の仲間たち、下宿先のおばちゃんや街の人たちの助けで、なんとかやっていく事が出来た。
 あぁ、でも外洋船の船乗りたちはどうしても好きになれない。連中は同じリザードマンの男が大半だけど、荒っぽいし、話すことと言えば酒や女のことばかり。あたしが案内の為に乗り込んだら、必ずと言っていいほど厭らしい目でこっちを見てくるんだ。
 まぁ、一年目を過ぎたころ、港の湾外に人食い鮫の魔物が大発生したのをあたし達が追い払って、その話が港に知れ渡ってからはそんな目をする奴はめっきり減ったけど。
 あの事件は大変だったけど、あたし自身、あのおかげで今の仕事でやっていけるって、自信がついたんだと思う。それからは船乗り連中の件も含め、気を張らずに仕事ができるようになった。

 ——そして一年がたち、つい先日の事。仕事を終えていつもの酒場で一杯やっている時だった。
 仕事も軌道に乗り、港での評判は上々。港にやってくる船の間でも少しは名が売れ、出入港の水先案内にあたしを指名してくれる常連さんも付き始めた。——当然、変な意味ではなく、純粋に、仕事ぶりを評価して——たぶん。
 ただ、仕事が順調なのと裏腹に、同時に最近何か物足りなさを感じるようになった。最初の頃のように、苦労して仕事を覚えるということが無くなるのは良いことだけど、ふと、これでいいのか、という自問自答が頭をよぎるようになっていた——なんていうと大げさだけど、つまるところ仕事が退屈になってきたんだ。
 それに、身入りもそんなに増えたわけじゃなくて、あいかわらず実家に送金すると食べて行くのもやっと。
 村で暮らしてた頃からすればマシにはなったけど、それでも根っこの部分は変わらない。
 ——いつになったら、こんな暮らしから抜け出せるんだろう。
 そんなことを考えながらグラスを呷っていると、店の喧噪のなかひときわ賑やかな、いや喧しい集団の声が耳に入った。たしか昼間に入港してきた、「シュド・エスト商会」——「南東海運」の、南方大陸からの定期船の乗組員たちだ。
 船乗りは好きじゃないし、大きなだみ声で笑い、歌い、馬鹿騒ぎを繰り広げるのを見ているのはあまりいい気分ではないけれど、航海は危険で我慢が必要な仕事だ。久しぶりに陸で羽を伸ばせるとなると、上機嫌になるのもしかたない。もう慣れっことばかりに意識をそらし、お酒のおかわりを頼もうとした時だった。
 一人の船員の話に、意識を引き戻された。

 ——南方大陸に向かう途中にあるヌエボ・フエゴ島。そこから未知の海域、「テリメイン」に続く航路があるという。
 そしてその「テリメイン」には海底遺跡があり、膨大な宝が眠っている、と——。


 普段ならよくある船乗りの与太話として聞き流すところだけど、その時、その話だけは何か胸に響くものがあった。
 未知の海域、財宝——退屈と困窮に満ちた今の生活から解放されたかったあたしには、それはあまりに誘惑に満ちた響きだった。
 それからしばらくは、頭の中はそのことで一杯になっていた。

 ——そしてそれから数日、つまり現在。
 あたしはその噂をしていた連中の船、南方行きの船の上にいる——乗客として。雑用や簡単な仕事を手伝う条件で、運賃は少し負けてもらったけどね。
 仕事はしばらくお休みをもらい、仲間達にもしばしの別れを告げてきた。
 どうやら、みんなも最近のあたしの様子に気付いてたみたいで、「気分転換になるなら」ということで特に驚く様子もなかった。止めたり心配したりしないのはそれはそれでちょっとショックではあるけど……まぁ、死にはしないだろうと信用してくれてると思うことにしよう。

 海の色はコバルトからエメラルドに変わってゆく。南の海の果て、ヌエボ・フエゴはもうすぐだ。目的地はその先にある。
 目指すは未知の海「テリメイン」、そしてそこに眠るお宝。
 絶対に手に入れて、今度こそ貧乏暮らしから抜け出してやるんだ。
 やるぞっ!山の神様(エルモンタナ)と海の神様(イルマーレ)にかけて!
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パーティメッセージ
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メッセージはありません。
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メッセージ
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PNo.87 ヘルディナ・バユシュコール
にメッセージを送った。

PNo.922 メリク・シドロス
にメッセージを送った。



PNo.584 イグナーツ
からのメッセージ:
Icon イグナーツ
「ケケだ、やっほー。そういえばフグっていうの?あれ探してるけどみつかんないや。」

PNo.922 メリク・シドロス
からのメッセージ:
Icon メリク・シドロス
「ええ、よろしく頼むわ」
Icon (私も、金銭管理しっかりしなきゃね……)
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ボトルシップメッセージ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
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参加コミュニティはありません。
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon シュナイダー
「さあおまえの力を見せてもらおう」

Icon ロザリアネット
「頑張ってくださいね。私は汗臭いのは苦手なもので、控えておりますから」
Icon ロザリアネット
「……」
Icon ロザリアネット
「あ、オークさん。待ってください」

Icon シュナイダー
「ん? なんだ?」

Icon ロザリアネット
「ちゃんとこちらの水中で戦ってくださいね。探索者の皆さんは、海の中で戦っていただくのですから」

ロザリアネットは扉の外を指した。

Icon ロザリアネット
「それとこれ……オークさん。実力試験用のスキルストーン、付け忘れてますよ。」

Icon シュナイダー
「ん? そんなものあったか? まあ良い……うむ、これで1個か?」

Icon ロザリアネット
「ええ。新規探索者さんへのスキルストーンの使い方の指導でもありますから、お願いしますね。」

Icon シュナイダー
「うむ……だが、手は抜かんぞ!」
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通常戦闘
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Icon ケケ
「ここがスタートライン!……山と海の神様にかけて!」



Icon オーク・M・シュナイダー
「さて、待たせたな…始めるとしよう。
何、遠慮はいらんぞ。全力でかかってこい!」
Icon ロザリアネット
「がんばってくださいね!
わたし、応援することくらいしかできませんけど……」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ああ。万が一でも、巻き込まれたら危ないからな。下がっていてくれ」

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戦闘開始!
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ケケ(前)
HP
295/295
HPHPHP
MP
47/47
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
オーク・M・シュナイダー
の機敏!
オーク・M・シュナイダー
の素早さが増加!
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ターン1
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ケケ(前)
HP
295/295
HPHPHP
MP
47/47
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
225/225
HPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
100/100
SPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ケケは攻撃を回避した!
Icon オーク・M・シュナイダー
「なかなか良い動きをするではないか」
Icon ケケ
「ディーフェンス!!ディーフェンス!!」


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ケケの行動!
Icon ケケ
「これでも食らえ!!」
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーに55のダメージ!
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ターン2
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ケケ(前)
HP
295/295
HPHPHP
MP
47/47
MPMPMP
SP
92/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
160/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
64/100
SPSPSPSP
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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ケケに55のダメージ!


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ケケの行動!
Icon ケケ
「これでも食らえ!!」
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーに71のダメージ!
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ターン3
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ケケ(前)
HP
240/295
HPHPHPHP
MP
47/47
MPMPMP
SP
84/100
SPSPSPSP
オーク・M・シュナイダー(前)
HP
79/225
HPHPHPHP
MP
55/55
MPMPMP
SP
28/100
SPSPSPSP
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Icon オーク・M・シュナイダー
「いいぞ、なかなかやるではないか」
Icon オーク・M・シュナイダー
「ま、まさか……!」


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オーク・M・シュナイダーの行動!
Icon オーク・M・シュナイダー
「ゆくぞ!鍛え抜かれた我が肉体の一撃!!」
オークチャージ!No.1 チャージ
ケケに29のダメージ!


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ケケの行動!
Icon ケケ
「これでも食らえ!!」
スラッシュ!No.1 スラッシュ
オーク・M・シュナイダーに39のダメージ!


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オーク・M・シュナイダーのSPがない……!!
Icon オーク・M・シュナイダー
「むうっ! だ、騙したなロザりん!!」
オーク・M・シュナイダーは戦線を離脱!
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探索者No.271は勝利した!
ケケはEXPを5取得!
TPを1取得!
SCを300取得!

Icon ケケ
「よーっし!!どんなもんよ!合格でしょ?ねぇ?」

Icon オーク・M・シュナイダー
「ぬうっ……!」
オーク・M・シュナイダーは息を整えている……!

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終了時
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ケケ(前)
HP
211/295
HPHPHPHP
MP
47/47
MPMPMP
SP
76/100
SPSPSPSP
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イベント
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《海底探索協会》
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Icon ロザリアネット
「おつかれさまでした。チューンジェムはデメリットもあるので、気を付けてつけて下さいね」

Icon シュナイダー
「……言いたい事は無いこともないが
 ……まあ、中々望みがありそうな新人……だったか?」

Icon ロザリアネット
「さて、これで本当に名ばかりの審査は終了です」
Icon ロザリアネット
「ここからは、あなたの自由にこの世界を冒険したり、
 旅行したりして満喫してくださいね」
Icon ロザリアネット
「まあ、私たち探索者協会としては、この世界の謎の解明や、
 遺跡の探索などをしていただけるととても助かるのですけれど……」

Icon シュナイダー
「そのあたりはお前の自由だ」

Icon ロザリアネット
「ええ。ああ、でも……」
Icon ロザリアネット
「この探索者協会本部の周囲の海域は、まだ私たちの目が届くので、
 比較的安全なんですけれど……」
Icon ロザリアネット
「遠い海域になってくると、
 "海賊"たちが幅を利かせている危険な海域もありますので、注意してください」

Icon シュナイダー
「海賊どもに襲われると、有り金や持ち物を奪われる可能性があるからな」

Icon ロザリアネット
「遠くの海域へ出かける場合は、くれぐれもお気をつけて」

Icon シュナイダー
「海賊の情報は、俺達探索者協会のほうでも提供しているからな
 ……お前、海賊になろうとか考えるんじゃないぞ」

Icon ロザリアネット
「それでは、長くなりましたがこれで終了です。
 あなたの旅路に、幸多からん事を……」

Icon シュナイダー
「気をつけてな。良い旅を!」


Icon

Icon

ロザリアネットは尾びれと右手をヒラヒラと振りながら、
オーク・M・シュナイダーとともにあなたを見送った。
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アイテムの探索
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ケケは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった!
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ケケは物攻を購入した。

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ケケは体力を訓練した。
ケケは体力を訓練した。
ケケは体力を訓練した。
ケケは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ケケは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

EXPを49ポイント入手した。
TPを5ポイント入手した。

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目的の決定
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PNo.87 ヘルディナ・バユシュコール
 はパーティ ゼー・オブ・ズスター海賊団 に参加した!

PNo.271 エンリケタ・トラモンターナ
 はパーティ ゼー・オブ・ズスター海賊団 に参加した!

PNo.922 メリク・シドロス
 はパーティ ゼー・オブ・ズスター海賊団 に参加した!


目的の決定
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PNo.87 ヘルディナ
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.271 ケケ
は目的:遺跡探索を選択!

PNo.922 メリク
は目的:遺跡探索を選択!


目的:遺跡探索に決定!

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次回練習戦闘予告
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次回予告
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ゼー・オブ・ズスター海賊団 遺跡の魔物たち
PNo.87 ヘルディナ・バユシュコール VS ナマコガール
PNo.271 エンリケタ・トラモンターナ ヒトデウーマン
PNo.922 メリク・シドロス ナマコガール
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PNo.271 エンリケタ・トラモンターナ
キャラクターイメージ プロフィール
愛称 ケケ
種族 リザードマン
性別
外見年齢 20
エンリケタ(ケケ)・トラモンターナ・デ・アルカナル
Henriqueta(Queque)=Tramontana de Alcanal

リザードマンの国、フエゴ王国カサル・アルカナル村出身。

出入港する船の水先案内、水難救助、港に現れるモンスターや犯罪者の捕獲・討伐を生業とする港の冒険者だったが、謎の海域『テリメイン』の噂を聞き、財宝目当てで仕事を休み、海へ乗り出した。

細かい事を考えず、陽気で屈託のない性格の持ち主。基本的に人当たりは良いが、戦火にさらされた貧しい村の生まれの為、少しお金にうるさく、また軍人堅気の人間はあまり好きではない。
[所持アイテム]
No. アイテム名 種類 強さ 備考
1 戦錨《颪(トラモンターナ)》 武器 10
装備中
┗錨 射程2 攻撃力↑ 命中力↓ 素早さ↓
2 港湾水先人制服(改) 防具 10
装備中
┗探索用水着 防御力↓ 回避力↑
3 物攻 TG 0
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
[習得スキル]
No スキル SHP SMP SSP 属性 Slot 射程 【使用条件】
1 スラッシュ 0 0 3 3 +0 自SP50%以上
┗スラッシュ 敵:物理攻撃
2 シュート 0 0 5 3 +2 自SP50%以上
┗シュート 敵:物理攻撃

データ
目的 遺跡探索
MHP 350
MMP 50
MSP 100 SP あり
体力 166 魔力 50
敏捷 100 精神 100
器用 121
PLV 125
EXP 57 TP 11
SC 400
パーティメンバー
PNo.87 ヘルディナ
271
271
271
PNo.922 メリク
アイコン
0 1 2 3 4
271
271
271
271
271
5 6 7 8 9
271
271
271
デフォルト
デフォルト
リンクリスト
PNo.87 ヘルディナ・バユシュコール
PNo.922 メリク・シドロス
PL名:アウラス