蒼白い光の奔流が収まり、いつもの色が戻ってくる。 だが周囲に広がるのはほんの数刻前とは違う景色。 そう、先ほどの光は異なる世界同士をつなぐ転送陣の 転送時の光。世界を渡る旅人たちがやってきたのだ。 一般的にこういった陣を利用するのは様々な立場の者。 旅をする家族連れの馬車や隊商の馬車列、明らかに 堅気には見えない者から富裕層、王侯貴族と思しき きらびやかな一団など…。 しかし、今この陣を通り抜けてきた者たちのいでたちは 皆バラバラ。種族も服装も全く統一感がない。 …それもそのはず、この転送陣は最近接続されたばかりの もの。彼らが今降り立ったこの世界…テリメインを 開拓する者たちを受け入れるために、 次々と設置されている陣の一つであった。 さて、そんな千差万別の開拓者たちの中に、彼らの大部分と 同じく目を輝かせて周囲を見渡す少女がいた。 名はマータ。とある広大な海の世界に住んでいた人魚である。 彼女の種族は基本的に狩猟民族。ごく一部はその身体能力の 高さと忠誠心の厚さを買われ要人の護衛などにつくこともあるが、 基本的には生まれた世界を離れることはない。 そんな彼女がなぜこの世界に来たのか…事情については またの機会に譲るが、一番単純な目的は… 「んー…！知らない場所…いろんな食べ物があるんだろな…！！」 食い気であった。 「えっとー…なんだっけ、探索協会ってのがあるんだっけ…」 ここのことを教えてくれた親戚の女性にもらった紙を見ながら ふらふら歩く。よくここまでたどりつけたなと感心するほど 危なっかしい。 「かいたく？の仕事をすればご飯が食べられて、しかもお宝も 見つけられるかも、かあ…」 まだ見ぬ山盛りの食事を思い浮かべて早くもよだれを溜める マータ。 「よーっし、早くきょーかい、行くぞ～！」 と意気込んだところに道端の露天から流れてきた おいしそうな香り。今までかいだことのないが、とても 食欲をそそられる匂い…。 「…そ、その前に腹ごしらえ、だよねっ！」 誰にするわけでもない苦しい言い訳を言いながら露天に 吸い寄せられていくマータ。まあそんなことだろうと思った。 両手いっぱいに食物を抱えながら露天の間を歩く食いしん坊。 無駄な運動神経の良さを発揮し、通行人には当たらないよう 微妙に体をずらしたり傾けている。 「おいしーー！！ほかにもいろいろあったし…楽しみ～～！」 「嬢ちゃん…食べるのが好きなのかい？」 「ほぇ？」 いきなり声をかけてきたのは隅の方に怪しげな小さな露天を 出していた小柄な中年男性。 「…おじさん、何？」 さすがに訝しげな声を出すマータ。 いくら食欲に思考の９割超を支配されていてもそのくらいの警戒心は 「実はね…お嬢ちゃんみたいな食べるのが大好きな人向けの、 食べ物がおいしくなる魔法のかかったお守りがあるんだがどうだい？」 「ええーーー！？ほ、ほんとっ！？？」 なかった……。 PNo.528　サラサ・ソーラさんの日誌へ続く…。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

マータは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

マータは回避を購入した。

マータはリングを購入した。

マータは敏捷を訓練した。
マータは敏捷を訓練した。
マータは敏捷を訓練した。
マータは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
マータは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

オルカソード＆ソードブレイカー に 命中力強化 を実行！
オルカソード＆ソードブレイカー の 物理命中、魔導命中 を 2回強化した。

戦闘用軽装服 に 回避力強化 を実行！
戦闘用軽装服 の 物理回避、魔導回避 を 2回強化した。

戦闘用軽装服 に 回避力強化 を実行！
戦闘用軽装服の強化回数限界！
日数回分までしか強化は行えない。

目的の決定