「ねえ、わたしに文字をおしえて」 ハイメリアは困っていました。 人の使うことばは話せるけれど、文字を書くのはからきしだったのです。 なにせ、海の中で文字を書く必要は、いままでなかったので。 ハイメリアは「ひと」という種族の女の子ですが、たいていの人とは違って、海で暮らしています。 海には、たくさんの魚や、貝や、ウミウシのような変な生き物、それから水の精霊・・・など、いろいろなものがいます。 それらのものと、身振り手振りで通じ合ったり（通じ合わなかったり）することはありますし、水精霊などの頭の良いものとは言葉を交わすこともできます。 しかし、砂に絵を書くことはあっても、文字でやりとりすることはありませんでした。 ハイメリアには、ひとつの思いがあります。 【人のことをもっと知りたい】 　　　　　　　　　　◇　◇　◇ 海は、争いの場所です。そう教えられてきました。 海に暮らすものは、多かれ少なかれ、常に戦っています。戦わなければ、奪われ、滅ぶだけです。 そうやって何度も教えられてきたので、ハイメリアは、それが正しいのだと思うほかにありませんでした。 自分の、自分たちの場所を、生活を、一族を守るため。戦わなければ生き残れない、という教えのもとで暮らしてきました。 ハイメリアに生きる術を教えてきたのは、水の精霊であるヒルダです。 ヒルダは精霊なので性別こそありませんが、ハイメリアにとっては、母、あるいは頼れる姉、もしくはその両方のような存在でした。 ヒルダは水の精霊として、時に戦い、時に他の精霊と交渉し、自分やその仲間を守っていました。 特に、ヒルダの戦う力は相当なもののようです。しかし、無闇やたらと侵略するような性質ではなく、自分の領域を守るために戦う。弱ければ強い物に食われる・・・だから強くある。人の言葉を借りれば、「弱肉強食」、という考え方。生きるために強くある、そんなヒルダに、たくさんの事を教わって、ハイメリアはこれまで生きてきました。 ハイメリアは、陸の人の前に姿を表したことはほとんどありません。 もっとも、ここテリメインには、「陸」と呼べるものはほとんどなく、訪れる人もまた、ほとんどありませんでしたが。 唯一、人前に姿を見せるとすれば、陸の人が海へ訪れたとき。 ヒルダの教えにしたがって、海をおびやかすかもしれない人へ「警告」を与えるのです。 ハイメリアは、ヒルダほどには戦うことが得意ではなかったので。目深にフードをかぶり、せいぜい威厳のありそうな雰囲気を出して、これ以上海に立ち入るな、と、警告するのでした。 そんなハイメリアですが、ヒルダに秘密にしていることがあります。 あるとき彼女のもとに流れ着いた、四角く小さな「通信機器」です。 もともとは陸の人、あるいは「冒険者」「探索者」と呼ばれる人が使っていたものでしょうか。不幸なことに海に落としでもしたのでしょう、海の中でも壊れずにいたそれは、ハイメリアに、知らない世界を、言葉を、教えてくれました。 ハイメリアは、その機械を大事に隠しておきました。なんとなく、ヒルダに知られると、よくない風にされると思ったからです。 その機械を拾ってからというもの、ハイメリアは、自分と同じ「人」というものが、自分の知らない場所でどのように暮らしているか気になりました。 何せ、今まで人を追い返すことはあっても、人とお話しをすることなんてありませんでしたから。 おりしも、人の世では「海底探索協会」なる組織が作られ、テリメインの海底を探索しようとする人・・・いわゆる「探索者」がにわかに増えだした頃。 人のことを知りたいと思ったハイメリアは、水精霊ヒルダに、文字を教えてくれるよう、頼んでいるのでした。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

ハイメリアは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

ハイメリアはブレスを購入した。

ハイメリアはSSシェルボックス(低)を購入した。

ハイメリアはSSシェルボックス(低)を購入した。

ハイメリアはSSシェルボックス(低)を購入した。

ハイメリアは体力を訓練した。
ハイメリアは体力を訓練した。
ハイメリアは器用を訓練した。
ハイメリアは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ハイメリアは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

水流弓・アクアデルタ に 攻撃力強化 を実行！
水流弓・アクアデルタ の 物理攻撃力 を 2回強化した。

ハイメリアはアイテムNo.3 ブレスを私有化！

ハイメリアはアイテムNo.5 エアロシュートを私有化！

目的の決定