私は投げることが得意だ。 なのに今シーズンはいまいちピリっとしなかった。 ちょっと1軍のマウンドに立ったかと思えば、打ち込まれての2軍生活。 おかしい。 打ったり走ったりはいまいちだが、私は投げるのだけは得意なのだ。 練習も人一倍やっているんだ。 誰よりも早く起きるし、最後まで残って練習している。 ブルペンではいつも良い感じなのだ。 150kmを超える速球と大きく落ちるフォークという私の武器は客観的にみても闘っていけるレベルにあると思う。 それなのに実際にマウンドにあがると打たれる。 メンタルが弱いのだろうか。 緊張しているとかいう自覚はないはずなのだが・・・ 何が悪いのだろうか。 いかん、こうやって書いていてどんどん自分が嫌になる。 しかし書かなければ思いを抱え込んだままで余計におかしくなってしまいそうだ。 私には悩みを打ち明けられるチームメイトや友達がいない。 誰よりも早く練習場に来て、誰よりも遅く帰る。 こんなにも野球に対して情熱的で真摯で前のめりな男がなぜ野球のチームでなじめていないのだ。 おかしい。 ・・・いや、ネガティブな思考はこの辺りにしておこう。 このオフシーズンで私は生まれ変わるのだ。 来季こそは１軍定着をしなければ。 そのためにここまで来たんだから。 先日、私がこの探索に加わるという噂が流れてチームメイトや監督からもより一層白い目が向けられた。 そりゃあ野球との関係なんて一切ないからそれも仕方がない。 だがこれでいい。 きっと私が人間として成長することが今の私には必要なのだ。 どんな困難にも揺るがない強靭なメンタル。 そしてそれを乗り越えることが出来るフィジカル。 全てを一回りも二回りも大きくさせるのだ。 ・・・まずは目の前のオークさんをなんとかしないとな。 そろそろ開始時間だ。今日の日記はこのあたりにしておこう。 手ぶらで来たため武器を支給してくれたが、受付の方に提示された武器のリストで私が扱えそうなものは、網ぐらいだった。 剣とかは怖いから、これでいい。 まるっきり野球と離れて過ごすのも心細かったので、この網はバックネットと呼ぶことにした。 いつも使ってるボールよりも材質やら大きさやらが変わっただけ。 私は投げることは得意だ。 怖がらずいこう。

《海底探索協会》

《海底探索協会》

ナゲルは周辺を探索…………。

今回はアイテムを見つけることができなかった！

ナゲルは体力を訓練した。
ナゲルは体力を訓練した。
ナゲルは体力を訓練した。
ナゲルは器用を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。
ナゲルは敏捷を訓練しようとしたが、EXPが足りなかった。

目的の決定